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《直腸がん告白》立花理佐が明かす、大腸がんで他界した母を“教訓”にできなかった後悔

母親を“教訓”にできなかった

立花さんの母親は60歳で大腸がんで亡くなっている。それに関連して、立花さんは2つ後悔があるという。

「母には、がんは治療すれば治ると伝えていたんです。だから本人は私の結婚式に出るつもりで、“着物で出席するから、髪を伸ばすわ”って、必死に短い髪を手入れしていました。余命を隠すことは父が決めたのですが、今から思えば酷なことをしてしまったかもしれない。

母が亡くなった翌年、喪が明けてからハワイで挙式した時には遺影を連れて行きました。あの頃は悲しいことと嬉しいことが押し寄せて、気持ちがジェットコースターのようで、実は記憶があいまいなんです」

立花理佐さん
大腸がんで亡くなった母親も痔と勘違いしていて手遅れに…
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母が命懸けで教えてくれたこと

もうひとつの後悔は、母親を“教訓”にできなかったことだ。

「母は大腸がんになったとき、ずっと痔だと思っていたようで、恥ずかしいからと市販の薬を使って病院に行かなかったんです。そのため発見が遅れ、手術した時にはあちこちに転移していて手の施しようがなかった。その姿を見ていたのに、私もまったく同じことをしていたんです。母が命懸けで教えてくれたのに、教訓にできなかった。

みなさんには大病を見逃さないよう、体調がおかしいなと思ったら、早めに病院で診てもらってほしい。その気持ちも込めて、経緯をブログに綴っています」

◆歌手・女優・タレント・立花理佐さん

立花理佐さん
立花理佐さん
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1971年10月19日生まれ。大阪府出身。1986年にロッテのCMオーディションでグランプリを獲得。1987年1月放送の『毎度おさわがせしますⅢ』(TBS系)にて主演を務め、同年『疑問』で歌手デビュー。現在はラジオ、バラエティーでも活躍中。プライベートでは、2000年に結婚、2004年に長男を出産。2020年に直腸がんと診断され、腸や子宮などの摘出手術を行った。https://ameblo.jp/lisalovers/

撮影/浅野剛 取材・文/小山内麗香

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