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《高齢者のリアル》67歳オバ記者が年を重ねて実感した大切な2つのこと「キョウヨウとキョウイク」、教養と教育ではなく何のこと?

私の身体ってビンテージものの機械みたい

さらにさらに私の場合、キョウヨウの中で重要度ナンバーワンは大学病院の定期検診よ。2年前に卵巣と子宮の全摘手術をした後の経過観察に加えて、すい臓にのう胞があるので、ほぼ3か月に1度、大学病院の予約日が来るの。で、今回は女性外科で造影剤を注射してのCT検査だ。

オバ記者
卵巣がんの疑いで2年前に手術をしたオバ記者
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CT検査を受けるには前日の夜を最後に、朝食抜きで来いと言われている。予約は午後1時。検査はバンザイして寝て丸いドームに吸い込まれたら後は2、3度、息を止めるだけだからなんてことはない。こういう検査って数やると要領を覚えてね。すらっとドームに入れるようにファスナーつきのパンツははいてこない。ジャージのワンピ、一択だよ。検査は10分くらいで終わり!

オバ記者
CT検査は要領を覚えたからスムーズ
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しかしそれにしても今の医療機器の技術ってすごいね。検査を終えて30分後には結果が出るんだもの。食堂で和定食をかっこんでいたら呼び出されて、「はい、大丈夫です。問題ありません」だって。あと一度、半年後に内診をうけて異状がなければ後は定期検診は年に一度で良くなるんだって。

細かいところでいろいろ不具合は出てきたけれど、これで大きな心配は消えたんだよね。思えば私の身体ってビンテージものの機械みたい。これからも油を差したり部品を手入れしたりして使いこなしていくんだね。「快調!」と喜べる日が増えるように、そうそう、キョウヨウとキョウイク、大事!

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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