ペット・動物

ボロアパート住まいだった“猫マスター”が愛猫のために新築の豪邸を建てるまで

「猫を飼い始めたら、日々のイライラが減りました」、「毎朝猫に起こされるので、早寝早起きできるようになりました」。このように、猫と一緒に暮らすと性格や生活が変わることってありますよね。では、「猫を飼い始めたら、ボロアパート住まいから新築一軒家を建てるまでになりました」という人は、どのくらいいるでしょうか?

もしかしたら、1人だけかもしれません…。そんな愛猫家・響介さんによる書籍『下僕の恩返し 保護猫たちがくれたニャンデレラストーリー』(ビジネス社)が、今話題です。

猫によって人生が激変しすぎた著者

下僕の恩返し
新築一軒家のソファを占領する2匹
写真5枚

本書の著者は、作編曲家兼サウンドプロデューサーで“猫マスター”の響介さんです。20代前半は仕事がほとんどなくボロアパートで自堕落な生活を送っていたそうですが、保護猫を引き取ったのを機に激変! 「猫たちを幸せにするため、仕事をしなければ」と一念発起し、仕事を軌道に乗せると、めでたく100平米のマンションを購入します。しかし、それでも納得がいかず「今度は猫のために家を建てたい!」とさらなる決意するのです。

本書ではそんな生活の変遷を押さえつつ、家を建てる過程が丁寧に書かれています。もともと猫ブログやツイッターの猫アカウント(フォロワーは11万人超)で人気を博す著者だけに、注目度は抜群。コミカルでリズムのある筆致も人気です。

「猫のための家」が形になっていく様に感嘆

「猫のために一軒家を」。そんな夢が現実になっていく様子を確かめることができるのも本書の魅力です。音楽家である響介さんの仕事のしやすさを考慮しつつも、「猫が効率よく運動できるように」と階段にこだわったり、「(響介さんを含めた)全員が同時に日向ぼっこできるように」と窓を大きくしたりと、大半は猫のための家造り。

前出のような絶対条件を挙げる項からは、著者の猫愛がたっぷりと伝わってきます。また、トラブルに見舞われながらも理想が形になっていく様子は、読む側に夢を与えてくれます。

猫マスターの愛猫たちに癒やされる!

響介さんと生活を共にする5匹の猫たち。全員が保護猫で、アパート暮らしの頃からの付き合いということで、アパート時代やマンション時代の5匹の姿も多数収められています。どの家でも「猫のために」を思い生活してきた響介さんだからこそ、写真に収められた猫たちはとても自然体。カメラ目線のショットもあり、響介さんへの信頼も伝わってきます。また、一軒家での写真はその豪邸っぷりにも驚かされます。

下僕の恩返し
ソラ、ピーボ、ニックの3匹
写真5枚

例えば、響介さんが初めて引き取ったリュック(ソラと一緒に引き取っている)と、アパート時代の貴重なショットや、ソラ、ピーボ、ニックがソファの上にみっちりと並ぶショットなど。部屋はまだそれほど広くありませんが、それでも猫たちと幸せいっぱいの日々を過ごしていることが想像できます。

下僕の恩返し
アパート時代、デスクの上で寝転ぶリュック
写真5枚

リュックが仕事スペースに寝転ぶ写真については、響介さんが本書内で「人生を変えた楽曲のイントロを作るのを手伝ってくれた(一部要約)」と明かしています。

下僕の恩返し
寝転び方も目線も同じ!
写真5枚

その後、100平米のマンションに引っ越すと、背景が豪華に。4匹が仲良くソファで寝転んでいる写真は、寝転び方も目線もほぼ同じ! 猫同士の仲の良さが感じられます。

下僕の恩返し
気になるのはやはり豪邸!
写真5枚

さらに、念願の一軒家ができてからは猫たちもより一層のびのびしている様子。リビングを横切るピーボは、広々とした空間にも映える気高いウォーキングを見せています。

愛くるしい猫たちと“ニャンデレラストーリー”に注目が集まりそうです。

●「何かとたたかう猫」が臨場感たっぷり!掃除機にむき出しの怒り示す猫ちゃんも

●気取らない日常風景を収めた「猫と花」の写真がとっても華やか!

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