趣味・カルチャー

コロナ禍で人気の“宿サービス”|改めて注目の客室露天風呂や“非接触”スマホキーも

「おもてなし」と「三密回避」。自分軸とバランスで宿を選ぶ時代

従来は「人によるおもてなし」が主流だった温泉宿も、密を避け、対面での案内を少なくするため、チェックインは簡潔に、詳細はスマホやテレビ、冊子等で、宿泊者自身が確認をするというところも増えています。

「星野リゾート 界 日光」
チェックインは混雑を避けて客室で(「界 日光」)
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「接触を避ける」というコロナ禍のサービスは、日本的なおもてなしのイメージと相反することもあり、違和感があるかもしれません。また三密回避の観点からも、人から機械へサービスが引き継がれる動きはなくなることはないでしょう。それでも宿が大切にしている「おもてなし」は、さまざまな形であらわれるもの。

「安心できる三密回避」と「心地よいおもてなし」のバランスを考え、ご自身の価値にあう宿を選ぶことが、コロナ禍で満足度の高い旅のポイントになりそうです。

(星野リゾ-ト 界 中禅寺湖)
日光彫の器に盛られた「湯波ムース 献上醤油のコンソメゼリー」。コロナ禍で近隣の人の宿泊が増え、馴染みの食材で新しい魅力を発見できる料理を提供(「界 日光」)
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「変ホテル京都」サービス
フロントの対応はロボットだが、誕生日に滞在すると伝えたら、客室に手書きのバースデーカードがあり感動したことも(「変なホテル京都八条口駅前」)
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◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん

村田和子さん
旅行ジャーナリスト・村田和子さん
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旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年よりNHKラジオ『Nらじ』月一レギュラー。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)

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