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学生から「ママ」と慕われる岡田晴恵さん、教え子にはプロ野球選手も

感染症が専門の岡田晴恵さん。本業は白鴎大学教授であり、なんと学生に「ママ」と呼ばれるほど慕われています。

岡田晴恵さん
学生たちにも慕われている岡田晴恵さん
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岡田さんの意外な素顔に迫りました。

差し入れを渡し、笑顔になってもらう

「番組のスタッフさんに差し入れをしたり、大相撲の伊勢ヶ濱部屋のおかみさんと仲がいいので、部屋に場所中にカツ(勝つ)サンドを送ったりしています」(岡田さん・以下同)

食べ物を差し入れているのは、このコロナ禍ならではの理由もある。

「いつ終わるとも知れないコロナ禍で、暗くて笑顔がない人が多いですね。それに飲食業の方々も大変ですよね。だからケータリングで差し入れをしています。女将さんも忙しいから少しでもゆっくりしてほしいです」

岡田晴恵さん
ドレッシーな装いの岡田晴恵さん
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保護猫2匹、保護犬1匹が癒しに

ペットとのふれあいも日常の疲れを癒してくれるそうだ。現在、保護猫2匹、保護犬1匹を飼っているという岡田さん。

岡田晴恵さんの愛猫
愛猫のポコ
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「猫は2匹ともううちに来た時は小さくてガリガリに痩せていたのに、大きくなって重くて、猫のポコは7kgに。ある番組でご一緒した俳優さんは、うちのポコを見て、第一声が“デカッ!”って(笑い)」

ポコを引き取ったのは、東日本大震災のすぐあとで、今年11歳になる。

岡田晴恵さんの愛猫
愛猫のクロミ
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「『俺、つしま』のつしまもホッとできる絵柄で、可愛くて大好き。LINEスタンプも使っています。『俺、つしま』は学生も教えてくれたんですよ、先生が好きそうだよ、って」

学生たちのママのような存在

学生とのエピソードになると嬉しそうに話をする岡田さん。オンライン授業が増え、学生とは直接触れ合う機会は減ったが、卒業生ともLINEでのやりとりもしているという。

岡田晴恵さん
「ママ」と呼ぶ学生もいるという
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「今、服がセールですよ、衣装にいいんじゃないですか、とか学生からLINEが来るんですよ。この服は似合いそう、とか。学生は私のこと“ママ”って呼ぶ子もいました。今は授業がリモートだから、そこまでになれないんですけどね」

教え子が目の前でホームラン

授業やゼミ以外にも教え子にはプロ野球で活躍している選手もいる。

岡田晴恵さん
ネイルが塗られていない指が。パルスオキシメーターで計測時、ネイルをしているとエラーになることがあるということを、伝えるためだという
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「阪神の大山悠輔くんは教え子なんですけど、『DAZN』(スポーツ専門の映像配信サービス)に私が出演した日、ホームランを打ってくれたんでよ。こんなに嬉しいことはありません。その試合の少し前に、白鴎大の近くに流れる思川の河川敷で見つけた四葉のクローバーを自著に挟んで、大山くんにプレゼントしていました。なんとなくお守りになるかなと思って」

岡田晴恵
卒業生にはプロ野球選手もいる
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元々高校野球は好きだったが、プロ野球を見るようになったのは白鴎大学に勤務して、卒業生がプロデビューしているから。

「だから推しのチームがあるわけではなく、野球部のOBを応援しているんです。オリックスの大下誠一郎くんも白鴎大学出身。チームというより、選手を応援ですね。今、一番心配しているのは、今年のドラフトに4年生、卒業も含めて心配です。すごくいい選手もいます。コロナ禍だから思うように試合ができなくて、アピールできないのでやきもきしています」

岡田晴恵さん
野球部のOBの選手を応援しているという
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学生のお弁当を見てベスト尽くすと決意

情報番組に出演する際は、世の中の一番の関心事といえる新型コロナの情報を扱うので気を抜けない。それと同じくらい、大学の授業にも力を入れているという。

岡田晴恵
「いい授業を」と心がけているという
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「いい授業をしなくては、と思った瞬間があるんです。それはコロナ禍の前、学食で食べている学生さんのお弁当が見えた時。栄養バランスが整っている手作り弁当なんです。盛り付けも心がこもっていて。

おそらく、お母さんが愛情を込めたお弁当を持たせて学生さんを送り出しているのだろうなと。そう思ったら、学生さんの親御さんのそんな思いに応えられるようにベストを尽くして講義をしようと思いました。学生さんのよりよく生きるためになる講義をしたいと思いました。履修して良かったと思ってもらえるような講義にしたいと」

岡田晴恵さん
授業にも手を抜かない岡田晴恵さん
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そう言って朗らかな笑顔を浮かべる岡田さんは、「学生たちのママ」の顔をしていた。

◆白鴎大学教育学部教授・岡田晴恵さん

医学博士。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了。順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。アレクサンダー・フォン・フンボルト奨励研究員としてドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。主な著書に『知っておきたい感染症』(ちくま新書)、『新型コロナ自宅療養 完全マニュアル』(実業之日本社)などがある。https://hakuoh.jp/pedagogy/119

撮影/五十嵐美弥 取材・文/小山内麗香 ヘアメイク/boyTokyo 滑川彩香

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