最近では、すっかり主流となった猫YouTuber。この先駆者ともいえる存在をご存知でしょうか？ その名もスコティッシュフォールドの「まる」！ なんと、YouTubeには13年も前に初登場し、以降ずっと最前線を走り続ける“にゃんふるえんさー”の元祖なんです。これまでにも書籍や写真集は多く出ていて、昨年末には最新刊『まるの暮らし』（宝島社）が発売されました。
“箱”との出会いが運命を変えた!?
飼い主とまるが一緒に暮らし始めたのは、今から14年前。YouTubeチャンネルはその翌年に開設されました。チャンネル内には、子供の頃から現在までのあらゆる姿が投稿されていますが、なかでも“箱”との相性は抜群！ ダンボール箱には、大小かかわらずとりあえず収まってみるクセがあるようで、小さすぎて入れなくてもあきらめません。その姿には視聴者もキュンキュンするばかり。
また、底の開いた箱を床に置いておくと、勢いをつけてスライディング！ 頭から箱に飛び込みます。なんでも、生後9か月くらいの頃から身についている技なのだそうです。これを撮影した動画がYouTubeで大バズリ。現在のチャンネル登録者数は、82万人を超えています。
「はな」＆「みり」とも仲良し
現在のまるは、2013年生まれの「はな」、2020年生まれの「みり」の2匹と生活中（ともに里親募集で家族に）。動画もよりにぎやかになっています。はながまるに寄り添ったり、みりがまるの真似をしたり…。2匹ともまるのことが大好きだと伝わってくる映像に、視聴者たちは癒されています。ちなみに『まるの暮らし』では、はなとみりの出番も多めです！
まるの1日と成長を収めた1冊
主に、最近の日常を収めた『まるの暮らし』。とくに“箱”に関しては、たっぷりフィーチャー。4章のうち1章を箱に使い、たくさんの写真とともに紹介しています。
缶ビール6本セットのパッケージが大のお気に入り。動画でも幾度となくこれにスライディングする様子が投稿されていますが、写真にもしっかり捉えられています。頭から突っ込んで、顔を出すのが至福のひとときのようです。
また、姿勢補正ベルトが入っていたパッケージもまるの“餌食”となりました。しかも、頭も前足もちゃんとパッケージから出ていて、芸術点はかなり高め。
洗面所もお気に入りの場所だそうで、よく収まっているようです。ボウルのくぼみに、箱と同じものを感じているのかもしれません。「収まりたい！」という衝動は押さえられない！
本書には、14年間の成長が収録されているのも見どころの一つ。2021年、14歳の誕生日を迎えたときの記念写真は、「14th」の帽子をかぶってカメラ目線。毎年の恒例行事だから、もう慣れたものです。
動画には海外ファンからのコメントも多く、世界中から愛されていることがわかる「まる」。このフィーバーはまだまだ広がるばかりです！