エンタメ・韓流

『六本木クラス』も話題に!『グッド・ドクター』など日本で高評価を受けた韓国ドラマのリメイク作3選

第2次韓流ブームをけん引したレジェンド作

『美男<イケメン>ですね』(韓国同タイトル/2009年)
TBS系/2011年。主演:瀧本美織、玉森裕太・藤ヶ谷太輔/Kis-My-Ft2、八乙女光/Hey! Say! JUMP(韓国版:チャン・グンソク、パク・シネ、ジョン・ヨンファ/CNBLUE、イ・ホンギ/FTISLAND)

修道院でシスターの修行をしている美子(瀧本美織)のところにある日、国民的人気のイケメンバンド「A.N.JELL」のマネージャーが訪ねてきます。そして美子は、「A.N.JELL」のメンバーで美子の双子の兄・美男の代役を頼まれ、ほかのメンバーにも内緒で引き受けることに…。

韓国版でチャン・グンソクが演じた役をKis-My-Ft2の玉森裕太が演じ、同・藤ヶ谷太輔、Hey! Say! JUMPの八乙女光など、ジャニーズファンにはたまらないキャスティングが話題に。さらに「アイドルとの恋愛」という夢のような設定で、多くの女性ファンを歓喜させました。

『美男<イケメン>ですね』キャスト
オリジナル版キャスト(Ph/AFLO)
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内容は、韓ドラお得意のドタバタラブコメディーですが、日本版、韓国版ともバンドメンバーのキャラクターが明確で魅力的、善悪もはっきりしているので、最初は「そんなわけないでしょ」と斜めに見ていても、「気がついたらどっぷりハマっていた」という韓国ドラマ特有の魅力をもった作品です。

チャン・グンソク
チャン・グンソク(Ph/AFLO)
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韓国版は日本での第2次韓流ブームとチャン・グンソクブームのきっかけとなった作品で、日韓いずれも現役の人気アイドルを上手に起用した点が功を奏したケースです。

Netflixからはこの夏も、スペインの人気シリーズのリメイク版『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』や、『恋慕』のパク・ウンビン主演の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』、『空から降る一億の星』のソ・イングク主演の『美男堂の事件手帳』など、たくさんの注目作品が始まり、日本版の『六本木クラス』の動向からも目が離せません。そして時間のある夏休みには、今回ご紹介した作品などで、日本のリメイク文化にも触れて、新たな韓国ドラマの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。

◆韓国エンタメライター・田名部知子

田名部知子
韓国エンタメライター・田名部知子さん
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『冬のソナタ』の時代から18年、K-POP、韓国ドラマを追いかけるオタク記者。女性週刊誌やエンタメ誌を中心に執筆し、取材やプライベートで渡韓回数は100回超え。韓国の食や文化についても発信中。2018年に韓国の名門・梨花女子大学に短期語学留学し、人生2度目の女子大生を経験。twitter.com/t7joshi

●『六本木クラス』の注目ポイントは?韓国ドラマのリメイク作が抱える「埋められない課題」

●韓国ドラマが日本版でタイトル変更される事情|ラブコメ要素を強めたり、元々ない副題がつくことも