家事・ライフ

50歳からの片づけ術 ものが多くて散らかりやすい「キッチン」「リビング」「洗面所」をきれいに保つ秘訣

きれいを保つリビング3か条

阿部さん宅のリビングの片づけは、そもそも散らかっていないため、「たった10秒(膝掛けをたたむだけ)」で完了するそうです。「きれい」をキープできるリビング3か条について聞きました。

リビングの散らかりはどう防ぐ?(ph/イメージマート)
写真5枚

【コツその1】数を持ちすぎない

「たとえば、文具、雑誌、本、DVDなどは数を持ちすぎないことです。本や雑誌はリビングにたくさんおかず、よく読むものだけを置くように。たくさんあると必要なものが取り出しにくく戻しにくくなります」

元の場所に戻すことが億劫になってしまうと、ちょい置きの原因につながり「家の中が片づかなくなってしまう」と阿部さんは指摘します。

【コツその2】リビングで使うものだけ収納

「リビングの収納には、文具、薬箱、裁縫具、今必要なお知らせや手紙などの紙類などリビングで使うものだけを入れるようにします。そうでないと、ものがあふれて床置きの原因になります」

阿部さんがおすすめするリビング収納のコツは、「よく使うものは」中段に、「たまにつかう」「重い」ものは下段に、「あまり使わない」ものは上段にしまうことです。

「写真立てや飾りものなどの置きものは厳選しましょう。多いとごちゃごちゃして見え、掃除も大変になります。また、初めから不要なものは家に入れないことも大切。チラシ類などは玄関にゴミ箱を置いて、リビングに持ち込まないようにします」

【コツその3】散らからない「仕組み」作り

「『物を持ちすぎない』『リビングで使うものだけを収納』の2点に気をつけていれば、いずれ家族も散らかさないようになります。さらなるステップアップとして『散らからない仕組み』を作ります」

爪切りやセロハンテープなどの小物は仕切りのあるケースに入れたり、書類はクリアホルダーにインデックスを付けたりしてすぐに取り出せるようにします。「ひとめでわかる収納」で、使ったあとに戻しやすい仕組みを作れば、散らかる要因である「ちょい置き」防止に役立ちます。

「さらに、家族の私物をひとまとめにする『家族ごとボックス』があると、散らかりを防ぐことができます。それでも家族が散らかしたり、ちょい置きしたりするときは、戻しにくいことが原因かもしれません。まず定位置を変えてみるなど試してみましょう」

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