エンタメ・韓流

27年経っても色褪せないglobe『DEPARTURES』の威力 KEIKOの歌声は「流れ星の音」のよう

マークとKEIKOは大分のラジオ番組で共演中

globeは現在活動休止状態だが、2022年12月24日、デビュー1万日を記念したアルバム『10000 DAYS』が発売されている(11年ぶりの新曲も収録)。そしてなにより嬉しかったのが、マーク・パンサーさんがメインを務める大分OBSラジオの番組『JOY TO THE OITA』に、11月28日、KEIKOさんがゲストとして生出演したことだ。

3人がステージに並ぶ日は来るのか(写真は1996年、Ph/SHOGAKUKAN)
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2011年にくも膜下出血になり表舞台から遠ざかっていた彼女。メディアに出演したのは、実に11年ぶりだ。しかも今年1月からは、同番組にレギュラーとして出演している。 OBS大分放送のYouTube公式チャンネルには、初出演時のダイジェスト動画がアップされているが、KEIKOさんの語り口は相変わらず明るくてキュート! 胸がいっぱいになってしまった。

動画で彼女が語った「ブランクがありすぎて、自分でもすごくプレッシャーになっている」、「でも忘れていない『ここは私よ』という自信をうまくミックスさせつつ、一歩一歩できることからやっていく」という言葉が本当にステキだった。

寒さが強くなる季節には、もれなく聴きたくなる『DEPARTURES』だが、今年はもっとこの曲が欲しくなりそうだ。とにかく、無性に!

◆ライター・田中稲

田中稲
ライター・田中稲さん
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1969年生まれ。昭和歌謡・ドラマ、アイドル、世代研究を中心に執筆している。著書に『昭和歌謡 出る単 1008語』(誠文堂新光社)、『そろそろ日本の全世代についてまとめておこうか。』(青月社)がある。大阪の編集プロダクション・オフィステイクオーに所属し、『刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる警察入門』(実業之日本社)など多数に執筆参加。他、ネットメディアへの寄稿多数。現在、CREA WEBで「勝手に再ブーム」を連載中。https://twitter.com/ine_tanaka

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