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65歳オバ記者が振り返る「麻雀」で徹夜を繰り返していた30年前、「何かにハマる理由は1つじゃない」

人付き合いが面倒になった時期でもあった

これも今にして思えばだけど、何かにハマる理由は1つじゃないんだよね。いろいろあって人が面倒になっていた時期に覚えた麻雀がとてつもなく面白かった。それだけじゃない。たとえばタバコのある成分がドーパミンを出すので、麻雀のようなゲームと親和性が高いという話を聞いたことがあるの。それも理由だったのかしら。だからそのタバコをやめたら、麻雀をやる気が失せちゃったのか。

なら、もっと早く禁煙治療をしていたら、麻雀にのめり込まずに済み、卵巣の境界悪性腫瘍で全摘出の手術をして、10年間の経過観察を言い渡されることもなかったかというと、こればかりは、神のみぞ知ることだけどね。

オバ記者
何がよかったのか正解はわからないけど、とにかくご先祖様に感謝
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それでも今よりはマシな65歳の体だったのは確かでそれを思うとご先祖様に申し訳がないような気になってね。昨年の暮れは久しぶりにお墓参りしちゃった。

ま、過去は過去。変えようがないからね。今、ヨガのできるようになった体に感謝して、できるだけ体にいいことをしていこうと思っている。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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