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4年ぶりのご静養でもご披露 皇后雅子さまの春のジャケットファッションは「レース」や「スカーフ」で涼やかに

1996年6月、神奈川県にある中央福祉学院をご視察の雅子さま
少しハイネックのレースのインナーがポイントに(1996年6月27日、Ph/JMPA)
写真17枚

春は初夏のような汗ばむ陽気の日もあれば、肌寒い日もあり、一枚あると便利なのがジャケット。皇后雅子さまも先日、カラージャケットにスカーフを合わせたコーディネートでご静養先を訪問されていました。そこで、雅子さまの春のジャケットの着こなしをチェック。インナーにレースを合わせたり、スカーフを巻くなど、涼やかに見せる着こなしのポイントをスタイリストの横山麻里さんに聞きました。

最近のジャケットファッションは「オーバーサイズ」がトレンド

最近ではジャケットは、フォーマルなシーンではなく、デイリーアイテムとして、普段のコーディネートに取り入れている人を多く見かけます。そこで、横山さんに最近のジャケット事情についてうかがいました。

「最近は、デイリーユースなジャケットが多く出ていますが、ジャストサイズよりも、ややオーバーサイズのシルエットのジャケットが多い傾向です。また、バリエーションが多く、ロング丈やクロップド丈、ジレタイプのジャケット、カラージャケットも、トレンドになっています。オーバーサイズを身に着けることで、かえって女性らしい華奢さが引き立ちます。

インナーも、軽めの素材を合わせると、一気に抜け感が出ます。例えば、トレンドのシアー素材やカットソーを合わせて、着崩すのがポイント。ボトムは、デニムを合わせて、カジュアルダウンさせたり、プリーツスカートやワンピースを合わせるなど、上品な着こなしにも合います。ジャケットは、春の寒暖差のある季節は、カーディガンよりも便利。アクセントになるカラージャケットもトレンドです」(横山さん・以下同)

繊細なハイネックのレースインナーにパールを重ねたオールホワイトコーデ

1996年6月、神奈川県にある中央福祉学院をご視察の雅子さまがお召しになったのは、クリーム色のジャケットにレースのインナーでした。

1996年6月、神奈川県にある中央福祉学院をご視察の雅子さま
サイドの深めのスリットがエレガント(1996年6月27日、Ph/JMPA)
写真17枚
1996年6月、神奈川県にある中央福祉学院をご視察の雅子さま
靴やバッグも白のオールホワイト(1996年6月27日、Ph/JMPA)
写真17枚

「オールホワイトのコーディネートは、それだけでとても上品な雰囲気が漂います。透け感のあるレースのインナーでの肌見せは、おしとやかで大人っぽさもキープできます。アクセサリーも、小物もすべて白でまとめつつも、少しトーンに違いをつけたり、ハイネックインナーに、パールのネックレスを合わせたりしている点が、おしゃれ上級者。ロング丈のジャケットは、サイドのスリットがポイントとなり、タイトスカートと合わせることで、女性らしさが際立っています。

今回のような、ロング丈白ジャケット×レーストップスには、ボトムをデニム合わせにして、ラフな着こなしもおすすめです。黒のテーパードパンツを合わせたモノトーンコーディネートも大人っぽく上品。ロング丈ジャケットには、膝丈のタイトスカートか、ロング丈のボトムを合わせるとバランスよく仕上がります」

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襟元が特徴的なデザインジャケットはレースインナーで華やかさアップ

1998年3月、スカラップ(帆立貝)を思わせる波形がポイントのジャケットをお召しになった雅子さま。当時住まわれていた東宮仮御所でスペインのフェリペ皇太子(当時)をお出迎えしました。

1998年3月、スカラップ(帆立貝)を思わせる波形がポイントのジャケットをお召しになった雅子さま。
足元は黒で引き締め、顔周りは白で明るく(1998年3月、Ph/JMPA)
写真17枚

「ロイヤルブルーのデザインジャケットに、レーストップスを合わせた華やかなコーディネート。ジャケットのカッティングや胸元のレースがコーディネートのポイントとなり、ネックレスいらずの組み合わせです。カラージャケットに白のレースを合わせることで、抜け感が出て、強めのコントラストがうまく調和されています。また、黒のパンプスで引き締めることで、華やかな中にも落ち着いた印象を与えます。

カラージャケットには、どこかに白やレース、シアー素材をプラスすると、抜け感が出て、バランスがよくなります。白やレース素材は、トップスだけでなく、ボトムに取り入れても抜け感が出ておしゃれにまとまります」

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