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お金のプロが公共料金や税金の支払いにキャッシュレス決済をおすすめする理由

ガス料金の振り込み用紙
バーコード決済やQRコード決済が対応している振り込み用紙は自宅で支払いが可能(Ph/photo AC)
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最近は光熱費等の公共料金や国民年金保険料、地方税などの支払いにバーコード・QRコード決済が対応し、家にいながら支払いや納付ができるようになりました。そこで、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、バーコード・QRコード決済のメリットについて教えてもらいました。

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自宅でのバーコード・QRコード決済なら手軽

バーコード・QRコード決済のメリットは、払込用紙・納付書が届いたときに自宅で手軽に決済できる点です。支払い忘れを防ぐことにもなります。光熱費を払い忘れたからといってライフラインがすぐに止まることはありませんが、国民年金保険料や固定資産税や自動車税、住民税といった税金、公共料金などは、期限を過ぎた日数に応じて多くの場合に延滞税や遅延損害金等が発生します。

交通費やATM手数料、移動時間など余計なコストが減らせる

さらに、金融機関に行くまでにかかる交通費やATMの時間外手数料、支払いに出かけたついでに余計な買い物をしてしまったというような、予定外の出費も抑えることができます。

ATMにカードを差し込んでいる
ATMなどへ行く時間と手間の削減に(Ph/photoAC)
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また、自宅でできるバーコード・QRコード決済なら、移動にかかる時間が不要になったり、スケジュールを調整する手間も省け、お金の面だけでなくタイムパフォーマンスでも優秀です。他にも、天候不良やこれから暑くなって外出が億劫に感じる時でも、家にいながら支払いができるなど、多くのメリットがあります。

支払い手数料も不要

公共料金は、あらかじめクレジットカード払いで手続きをすれば手数料はかかりませんし、金額に応じてポイント還元が受けられるので、還元率が高いクレジットカードでの支払いがお得になります。一方で、税金をあらかじめクレジットカード払いにすることはできず、紙で納付書が来た場合は、コンビニや金融機関で一般的には現金で支払うことになり、ポイント付与というメリットはありません。

紙の納付書からクレジットカード払いをすることはできますが、その際は自治体などが指定する支払いサイトから支払う必要があり、さらに納付金額に応じて所定の手数料がかかるという手間があります。(参考記事)

楽天ペイの画面
アプリの請求書払いを活用!
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一方、バーコード決済ならアプリ内の「請求書払い」のアイコンから手続きすることで、簡単にアクセスすることができます。時間もかからず基本的には手数料もかからないので、基本的にデメリットはないといえるでしょう。

ただし、請求書発行元によっては手数料が加算されている場合もありますので、注意が必要しましょう。また、バーコード・QRコード決済で納付できる上限額もあるので、確認してから手続きをしましょう。

キャッシュレス決済アプリでポイントも獲得

バーコード・QRコード決済に対応するのは「PayPay」や「楽天ペイ」などのアプリと、バーコード決済の先駆けである「モバイルレジ」があります。

「モバイルレジ」の公式サイト
自宅でバーコード決済ができるサービスの「モバイルレジ」
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「モバイルレジ」はアプリのダウンロードやインターネットバンキングの登録が必要なため、すでに使っている人以外であれば、基本的には、キャッシュレス決済アプリを使うのがいいでしょう。

とはいえ、支払う際にいくつかの選択肢があり、バーコード決済に対応していない場合など、結果的にモバイルレジ払いの方が手数料が安いこともありますので、お得な支払い方法の1つとして登録しておいてもいいですね。

バーコード・QRコード決済アプリには、「PayPay」や「楽天ペイ」がありますが、おすすめは「楽天カード」で「楽天ペイ」にチャージしてバーコード決済をする方法です。

キャッシュレス決済アプリのイメージ
チャージでポイントがもらえるキャッシュレス決済を使うのがおすすめ(Ph/photoAC)
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公共料金や税金等の支払いには基本的にポイントは付与されませんが、「楽天ペイ」の場合は、「楽天カード」で「楽天ペイ」の「楽天キャッシュ」(電子マネー)へチャージすることで、チャージ金額200円(税込)につき1ポイント(0.5%)の楽天ポイントが付与されます。

注意点として、どのバーコード・QRコード決済を取り扱っているかは自治体やサービスによってもまちまちですので、用紙の裏面等を確認しながら、対象の決済方法かつお得な方法で支払うようにしましょう。

◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん

丸山晴美さん
節約アドバイザー・丸山晴美さん
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節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/

構成/吉田可奈

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