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《動脈硬化のリスクも》1年で24kg減量したダイエット専門家が「ダイエット成功のために理解すべき」中性脂肪を解説

健康管理にも重要な役割を担う中性脂肪

健康診断などで中性脂肪の数値で気を付けたいことは、「中性脂肪は、短期間で変化しやすい数値」であるということです。炭水化物の摂り過ぎや飲酒・運動不足が続いたりすると、中性脂肪値は上昇します。これらを健康診断の前に食べ過ぎると、上記の数値が高く出ることがあります。

中性脂肪は増え過ぎてしまうと、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を上げ、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を下げます。間接的に血管を傷つけて動脈硬化を進めてしまうだけでなく、余分な脂質が血管壁に入り込んで血管を塞ぎ、心臓病や脳卒中になる危険があります。

極端なカロリー制限のダイエットは、失敗につながるだけでなく、体に負担をかけ、体調不良の原因になりかねません。

無理のないダイエットをすることは、自信や日々の生活のメリハリを生んでくれるだけでなく、健康を維持することにも貢献します。正しい知識を持ち、体型管理をするための食生活や運動を習慣化して、健康に役立ててください。

◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん

ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
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9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。

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