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【大塚寧々 ネネノクラシ#73】休みの日に夫と“大掃除” 庭の排水溝のフタがなかなか持ち上がらず悪戦苦闘

”大掃除”に悪戦苦闘(Ph/中野修也(TRON))
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女優・大塚寧々さんが、日々の暮らしの中で感じたことを気ままにゆるっと綴る連載エッセイ「ネネノクラシ」。第73回は、「休日の大掃除」について。

* * *
雨予報でドラマの撮影が中止になり休みになった。さて、どうしよう。マッサージにも行きたいが、当日ではなかなか予約が取れない。

う~ん。家でゆっくりゴロゴロしたいが、ここは頑張って普段あまり手が回らない所を掃除するか!よしっ!と気合を入れる。

ちょうど夫も休みだし、雨もまだ降っていない。私はまずは衣装部屋の高い場所を掃除しだした。とりあえず置いてある物を全部下ろす。うう~腰が痛い。腰の状態があまり良くなくて整体でも気をつけるように言われている。何とか全部下ろして綺麗に拭いていく。

ついでに“衣替え”だ。エアコンのフィルターも綺麗に洗う。洗濯もしつつ、掃除していると思ったよりも時間がかかる。もうこの時点で相当疲れている。休みなのにこんなに疲れて明日から私大丈夫か!と自分で突っ込みながらもとにかく頑張る。

夫は、お風呂場の天井を掃除してくれている。お風呂場の天井の掃除は本当に大変だ。 首が何度も攣りそうになる。夫は背が高いので手が届くからもっぱら天井はお願いする。真っ白にピカピカになった天井がすごく嬉しい。

庭の雑草取り、タイル掃除、排水溝も!

そして庭の植木の雑草を取る。この間取ったばかりなのに、すごい勢いで増えている。ついでに新しい苗も植える。バジルにネギにピーマン、トマト。花ではなく、野菜ばかりだ。

掃除が終わるとビールで乾杯!(Ph/大塚寧々)
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タイルにこぼれてしまった土を掃いて、今度はタイル掃除だ。夫が高圧洗浄機で庭や階段のタイルを綺麗にしてくれる。

そして、問題は庭の排水溝だ。二人で、「今度でいいか~、大変だし」と言いながらも、結局勢いで頑張る事にした。このタイルの蓋が信じられないくらい重いのだ。私一人では持ち上がらない。夫も一人では難しそうだ。私がついつい腰を曲げて持ち上げようとしていたら、夫が「ダメダメ! その体勢は腰を痛める。上半身を真っ直ぐ垂直に!」というが、なかなか垂直の姿勢で重たい物を持ち上げるのは難しい。

二人で「せ~の!」と頑張って持ち上げた。そして、同時に深いため息。いったん座って休む。こんなに重くては頻繁にこの場所は掃除できない。でも時々はやらないと枯葉もよく飛んでくるので詰まってしまう。私達は庭の排水溝の掃除する?まだいいか~という会話を定期的にしている気がする。二人でいくつかのタイルをずらしながら枯葉を取り、ブラシで磨いていく。

掃除が終わり、二人で飲んだビールは最高に美味しかった!

◆文・大塚寧々(おおつか・ねね)

1968年6月14日生まれ。東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒業。『HERO』、『Dr.コトー診療所』、『おっさんずラブ』など数々の話題作に出演。2002年、映画『笑う蛙』などで第24回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第57回毎日映画コンクール主演女優賞受賞。写真、陶芸、書道などにも造詣が深い。夫は俳優の田辺誠一。一児の母。

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