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61歳オバ記者、高校生に混じって3日間のタグ付けバイトに挑戦!その結果、痩せられたのか?

2018年はダイエットに成功して、劇的なビフォーアフターを披露してくれたオバ記者。

『ドクターエア 3DスーパーブレードS』に乗るオバ記者こと野原広子
写真8枚

2019年の目標は“シュッとしたイケてるおばさん”だという。そのために、始めたこととは…。連載125回目は、高校生に混じってのオバ記者の奮闘ぶりをお届けします。

* * *

昨年は、4月から8か月間、“月曜断食”をして体重11kg減。その結果を年末にこの連載で報告したところ、「すごい。ここまで痩せていたとは知らなかった」「別人だよね」「…きれい」。こんなほめ言葉の”メールシャワー”を浴びつつ、350ml缶の『-196℃ ストロングゼロ〈トリプルレモン〉』をグビリと飲む気持ちよさ。

「痩せて変わったことは?」に…

オバ記者のビフォーアフター写真
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このタイミングで編集Oくんから、「痩せて変わったことがあるんじゃないですか? 例えばモテだしたとか?」と空気を入れられて、つい、「そういえば年末、30代、40代の男と飲む機会が急に増えたかも」と口走ったら、”恋の予感”なんてタイトルをつけてくれちゃって!

ワンピース姿ではしゃぐオバ記者
撮影/黒石あみ
写真8枚

「ほんとにもう、痩せて、きれいになって、男にモテるって三段論法が成立するのは40代までだって」と言いつつ、まんざらではないんだよね。得体の知れない力が体の底から湧き上がってきて、家の掃除はパタパタ始まるし、飲み食いの誘いは片っ端からOK。だから、目標の“15kg減で肥満から肥満の入り口に!”なる気があるのか、ないのかって話は、しばし置いといて。

極旨のそば屋さんで食べまくり!

『宮入そば』の「にらそば」
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年の瀬も押し迫ってきたある日のこと。弟夫婦が「2週連続、週末に通った」という栃木県鹿沼市の『宮入そば』へ連れていってくれた。そばは、何もつけずに一口すすり込むと、思わず弟夫婦の顔を凝視したね。新そばの新鮮な香りが鼻の奥いっぱい。ほのかな甘みが口いっぱいにひろがって、「うまい」なんて言葉じゃ片付かない。

名物は『にらそば』と聞いてきたけど正直、にらのガツンとした味がエレガントなそばをぶち壊しにしないかと、心配だったの。とんでもない。そもそも畑から抜いてきたばかりだからか、茹でたにらはえぐみがまったくなくて、そばと抜群の相性。

『宮入そば』のけんちんそば
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「姉ちゃん、けんちんも食って見ろよ」と弟に差し出されたらもう、ダイエットなんか考えるだけバカ。「じゃ、熱燗、いっちゃおっかな~」って、そばをつまみに飲む、食う、飲む、食う。突き合わせの里芋とお新香も激うまよ。

で、合間合間にそばをズルッ。ああ、日本酒とそばって、こんなに相性が合ったっけ?と言いつつ、ズルッ。それでもそばの山はなかなか低くならないの。なんて盛りのよさなんでしょ。

『宮入そば』の漬物、ねぎ、里芋
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東京にもそばの名店はあるけれど、そばの実の産地で、丁寧な仕事をしている店にかなうわけがないんだって。

で、ここからが本題。食べたいものは食べる。飲みたいものは飲む。そして動く。今年はそうして体をシェイプすることにしたの。“シュッとしたイケてるおばさん”が目標で、その結果、目標体重になったらいい。

大きな倉庫でカジュアルブランドのタグ付け

タグ付けする作業を再現するオバ記者
タグ付けする作業を再現するオバ記者
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で、手始めに年末の3日間、ライターの仕事がお休みに入ったので冬休みの高校生に混じって、アルバイトをしたの。大きな倉庫でカジュアルブランドのタグ付けなんだけど、朝9時集合で10時始業。昼に1時間の休みと3時半にトイレ休憩をはさんで、夜7時までぶっ続け。

初日は、「ええーっ、高校生ってこんなに子供だったっけ」なんて、孫を見る目で見ていたんだけど、2日目の昼をすぎると、働く高校生に違和感がなくなってきて、そのうち自分もその中に混ざっているような…。いやいや、61才の初老の女がどれだけ朱に交わったって、赤くなるわけないのは百も承知よ。

段ボールを得意げに持ち上げる様子を再現するオバ記者
段ボールを得意げに持ち上げる様子を再現するオバ記者
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でも5人ひとチームで私以外の4人は高校生。自然と体の動きはテキパキしてくるって。しかも単純作業は私の得意科目。「おらおら、あんたら、おばちゃんのやり方、見てなよ」

なあーんて内心、発破をかけながら張り切っちゃった。洋服がぎっしり詰まった4~5kg入りの段ボール箱も「あ~らよっ」と持ち上げて運んで、大活躍、だったと思う。

で、ダイエットの結果から言うと、このバイトは大正解だったね。お昼はお弁当持参。私は鶏のソテーとご飯少々とサラダ大量。ドレッシングは手作り。2日目には余裕がなくなって、カップめんにゆで卵。それからバナナ。3日目はとうとうコンビニのサンドイッチとおにぎり1個。チョコレートとのど飴など甘いものも少々。これだけで、動きっぱなしの8時間は、まったく何も口にしないんだもの。

年明けには秋葉原の家電量販店に行って、『ドクターエア 3DスーパーブレードS』に乗ってみた。この店に行くと毎回、15分は乗ることにしてる。仁王立ちして乗ってるだけで体の中が熱くなってきて、ちょっとした運動をした気になるのよ。

そんなこんなで張り切りすぎたのか、それから体ががくっときてね。ずっと風邪気味よ。1日10時間くらい寝て、起きては食べて、また寝て。こんな日が7日まで続いて、お腹のあたりの肉が張ってきたかなというタイミングで、エイヤッと体重計に乗ったら…。

なんと最大だった11kg減から、2kg増。4kg、悪くすると5kg増までいっているかと覚悟していたから大満足よ。

とにかく、おいしいものを食べたら、動く。食べなくても動く1年にするわ!

オバ記者(野原広子)

1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

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