令和元年ももうすぐ終わり。師走は、忘年会ラッシュでお酒＆食事でお腹を満たす日々が続いているという62歳オバ記者。
暴飲暴食しがちなこの時期をどう乗り越えているのか？ 令和元年最後となる今回は、2020年の目標をお伝えしつつオバ記者が綴ります。
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なぜいつも「62歳オバ記者」なのか
「あ～あ、今夜も忘年会か～」とため息をついていたら、女友達から「60過ぎて若い人から忘年会に声をかけてもらえるって、ありがたいと思わなくちゃ」とたしなめられた。
もう、また年齢の話だよ。実はこの連載は、担当する編集Oくんがタイトルとあおり文を書いているのね。前から気になっていたんだけど、「62歳オバ記者」って毎度、毎度、62歳、62歳って、何か含むところがあるわけ？ ここはひとつ本人の答弁を聞こうじゃないの？
「62歳になっても仕事、プライベート、ダイエットに奮闘するオバ記者の姿って、若い世代にもゼッタイ響くと思うんですよね～」（編集Oくん）ですって。
まあね。同い年の人は60歳で定年を迎えて2年目。「退職するよりはマシかもと思って会社に残ったら、給料が3分の1になって元部下にこき使われて」なんて話を聞くと、62歳で痩せたの太ったの書いているって、かなりノー天気かもなぁと思わないでもないんだけどね。
で、その忘年会だけど地元、茨城の知人から、「すごく美味しいお店があるの」と誘われたのが、下館駅から徒歩7分の『おしゃべり茶屋』。
ここのトマト鍋が絶品だったなぁ。真ん中にカマンベールチーズが1個、どんと乗っていて、野菜やお肉とからめて食べるおいしさといったら…。野菜たっぷりだからダイエット的にも◎。
絶品の黒豚酢豚、餃子を”食べ放題”
問題は某大手印刷会社の人たちによる「鉄道同好会」の忘年会よ。
私の場合、乗り鉄で、鉄男たちのほとんどは撮り鉄。だから話が合うわけではないし、苦労して撮った渾身の一枚を見せられても、へえ～って思うだけ。それでもおっさんたちが、ひひひ、きゃきゃきゃと鉄話をしている中にいる心地よさといったらないんだわ。
ちなみに私が乗り鉄に目覚めたのは高校生で北陸と北海道へ2度、夜行寝台の旅をして以来でね。20代にローマからシチリア一周と、ミラノからスペインの端っこマラガまで。中高年になってミラノからウィーン。夜行寝台でフィレンツェからパリ、香港から上海も面白かったな～。
なぁ～んて話は、撮り鉄おじさんにはまったく響かないんだけどね。それよりヤバいのが料理なの。幹事のFさんが選ぶ店は食べ放題、限定。当然、味は「う～ん」と首をかしげるようなものが多いのよね。
だから今回もまったく期待していなかったんだけど、いやいや、どうして。本郷三丁目の交差点の『隨苑上海厨房』は、飲み食い放題、3000円ぽっきりで、特に黒酢酢豚は絶品。餃子も美味しくて、制限時間2時間で“鉄男”たちは何回追加注文したか。
1時間ちょっと歩いて帰った
しかし年のことはいいたくないけれど、こういう食べ方をしていいのは30代、せいぜい40代までだよね。大半が50代の鉄おじさんのお腹は、年に一度しか会わないせいか、「えっ？ こんなんだっけ」と二度見しちゃうくらい成長しているし。
と、心の中でぶつぶつといいながら、お箸のスピードをなんとかコントロールして、帰りは1時間ちょっと歩いて帰ったわよ。食べたら動く。年末年始の危険なシーズンはこれしかないね。
来年こそは洋服でごまかさないお腹周りとお尻を手に入れて、アラ還の最強オバさんになろうと思う。
オバ記者（野原広子）
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』（日本テレビ系）に出演したこともある。昨年、”月曜断食”で7か月で11kgの減量を達成。
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