不調改善

「梅流し」で便秘解消! 梅干し+大根が腸の老廃物をかき出す究極のデトックス術

ぽっこりお腹を解消し、宿便を出し、血液をサラサラにし、美肌をつくり、加工食品を食べなくても平気な舌をつくる――、そんなオイシイ話が…あるんです! 用意するのは梅干し・大根・昆布だけ。「ガス腹」や「宿便」を解消するこの”最強デトックス法”に、「まさかこんなにドバッと出るとは」「一度やったら味覚がリセットされたのか、インスタント食品を食べたくなくなりました」という感想が相次いでいる。「もっと詳しく知りたい!」そんな声にお応えし、専門家に聞いた「最強の梅流し法」をお伝えする。出すぎちゃって、やりすぎ注意の究極にして至高のデトックス料理をご賞味あれ!

梅流しの効果とは?

梅干しが器に入っている
写真/ピクスタ
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梅干しと大根、昆布さえあれば、誰でも簡単にできる「梅流し」。具体的なやり方を紹介する前に、その「効果」のほどを説明しておこう。

期待できる最大の効果は「便秘・ぽっこりお腹解消」だ。管理栄養士の稲尾貴子さんが解説する。

「大根の食物繊維が“ブラシ”、梅干しに含まれるクエン酸が“洗剤”の役目をして、小腸の壁に付着している老廃物や宿便を排出してくれる。1回行っただけでぽっこりお腹が解消された人もいます」

◆ダイエット・美肌、血液サラサラ効果が期待

ほぼカロリーゼロの大根とその煮汁でお腹がいっぱいになるため“プチ断食”に似た状態が生まれることで「ダイエット・美肌」効果も期待できるという。

「食べすぎが改善されることも相まって、やせたという人は非常に多いですね。腸内環境が整うことで美肌にもつながります」(稲尾さん)

管理栄養士でダイエットカウンセラーの伊達友美さんが注目するのは、「血液サラサラ効果」だ。

「梅干しを温めることで、血液をサラサラにするムメフラールという成分が生成されます。動脈硬化の予防や血中コレステロールの抑制、さらに老化防止も期待できます」(伊達さん)

正しい梅流しの作り方

【1】切れ目を入れ、軽く拭いた昆布を水につけておく。大根は、皮ごと1cm幅に輪切りにしておく。

大根を1cmの輪切りにして、昆布の入った鍋に入れている
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【2】水に入れた昆布を火に掛け、沸いてきたら取り出して大根を入れて煮る。10~20分ほど煮込み、大根が軟らかくなったら火を止める。

大根を煮ている鍋から昆布を取り出している
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【3】梅干しをちぎって2~3個鍋に入れ、ふたたび火をつけて5分ほど煮たら出来上がり。最初に煮汁をコップ1杯飲んでから大根を食べる。

鍋に梅干しをちぎって入れている
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梅流しの作り方のポイント

1本の大根
写真/ピクスタ
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効果抜群の梅流しだが、やり方はとても簡単だ。3日に1回出れば御の字の慢性便秘に悩む40代後半の記者も実践してみた。

まずは水2L以上を鍋に入れ、昆布でだしをとる。

「昆布はあらかじめ固く絞った布巾で軽く拭いておきますが、白い粉は旨み成分なので拭き取りすぎないように。昆布の量はお好みですが、一般的には5~10cm程度。少し切れ目を入れておくと旨みが出やすくなります」(稲尾さん・以下同)

昆布の旨みが出やすくなるよう、記者は水に30分ほどつけておいた。この鍋を火にかけ、お湯が煮立つ直前に昆布を取り出し、大根を切って入れる。

◆梅干しの適量は?

「大根は葉を取って表面をきれいに洗い、皮ごと1cm幅に輪切りにします。皮にもたっぷり食物繊維が含まれています。鍋を火にかける前に、大根を昆布と一緒に水に入れておき、煮立つ直前に昆布だけを取り出しても大丈夫。10~20分ほど煮て、大根が軟らかくなったら、種を取り除いた梅干しをちぎって入れ、さらに5分ほど煮れば完成です」

大根は1本分。梅干しの量はお好み次第だが、2~3個程度が標準的だ。

「なるべく添加物が入っていない、原材料が梅と塩だけのものがおすすめです。“減塩”をうたっている梅干しは、その分、添加物が多い場合もあるので注意してください」

記者は小ぶりの大根1本に梅干し3個で挑戦。普段は忙しさにかまけてほぼ弁当やインスタント食品ですませるため、久しぶりにかいだ昆布だしのにおいにうっとり。

食べ方も簡単だ。まずコップ1杯分の煮汁を飲み、梅をつけながら大根を食べる。「もちろん1本分を一気に食べるのは無理なので、5~6切れくらい、食べられる分量を食べてください。味気なく感じるようなら、みそなどをつけながら食べてもかまいません」

梅流しの食べ方…便意を感じたら?

コップ1杯の煮汁を飲み、大根を食べる。これを何度か繰り返していると、たいていの場合、便意をもよおして、トイレに行きたくなるという。昆布や大根の旨みが溶け込み、ほのかに梅干しの酸味を感じる煮汁はおいしく、またクーラーで冷え切り、連日の徹夜で疲れ切った体にじんわり染みる。梅干しをつけた大根も薄味だがなかなかイケる。

「便意をもよおしてトイレに行きたくなったタイミングで、大根を食べるのはいったんやめてください」と稲尾さん。

記者は2回目あたりからお腹がぎゅるぎゅると派手に鳴り始め、4回目に煮汁を飲んだときにもよおした。便秘がちで、トイレが長いのが常だが今回は違う。煮汁効果か、大根効果かスルリと出た。

◆梅流しの前日の夕食

「体質によって、効果の出方には大きな個人差があります。一度食べただけで効果があった人もいれば、なかなか効果が出なかったという人もいる。繰り返し食べられる状態を作っておく方がいいですね」

記者は1回ですんだが、梅流しの後は、何度もトイレに行きたくなる人が多いため、「出かける用事のない日に行う方が安心」だとか。

また、「梅流し」の前日の夕食はご飯とみそ汁、野菜の煮物などを中心に、腹8分目におさめることが大切だ。

「揚げ物や香辛料、アルコールなどは避けましょう。お肉を食べるなら、牛肉や豚肉、特にバラ肉のような脂の多い肉は避け、鶏もも肉や胸肉などを。魚もさばやぶりなどの脂の多い魚ではなく、白身の魚を煮て食べる方が消化によく、梅流しの効果が表れやすくなります」

梅流し後の食事と注意点

お腹がすっきりしている女性がビキニを着ている
写真/ピクスタ
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梅流し後の食事にも注意。

「梅流しの後は、腸が非常に吸収がよい状態になっているので、その後の昼と夜の食事では、軟らかめに炊いたご飯やおかゆがおすすめです。おかずも、軟らかく煮たキャベツやタマネギなどが入った野菜スープ、豆腐や魚を煮たものなど、消化によいものを心がけましょう。揚げ物など胃に負担がかかるものはNG。アルコールや炭酸飲料、香辛料、加工食品などは1週間くらいは控えてください」

食べきれなかった梅流しを、その後の食事のおかずにするのももちろんOKだ。梅流しに加え、一定期間ジャンクフードを断ったことにより1.5kgの減量に成功したうえ、以前よりも加工食品を食べたいという欲求がなくなった。

◆消化器系の病気、持病、妊娠中の人はNG

いいことずくめの梅流しだが、強いデトックス効果ゆえに体に負担をかける一面もある。消化器系の病気をはじめ、持病のある人、妊娠中の人には推奨できないそう。また、効果があったからといって、頻繁に行うことも禁物だ。

「腸内の悪玉菌とともに、善玉菌も一緒に流してしまうので、やりすぎはよくない。多くても1か月に1回程度にしておきましょう。梅流しの後は消化によいものを摂ると同時に、納豆やキムチといった発酵食品や、ヨーグルト、チーズなど善玉菌を増やしてくれるような食品を摂取することも大切です」

“流しすぎ”にはくれぐれも注意!

イラスト/naggy

※女性セブン2020年7月23日号

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