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“加湿機能あり”の空気清浄機は日本特有!? その理由と加湿機能付きのメリット&デメリット

【2】ダイソン『Dyson Purifier Humidify + Cool Formaldehyde加湿空気清浄機』

こちらは加湿機能、扇風機能も搭載した、冬も夏も含め、年間を通して活躍しそうな空気清浄機。

ダイソン『Dyson Purifier Humidify + Cool Formaldehyde加湿空気清浄機』
ダイソン『Dyson Purifier Humidify + Cool Formaldehyde加湿空気清浄機』9万9000円(税込)※編集部調べ
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タンクに水とクエン酸を入れてボタンを押すだけで、自動洗浄。

「まず空気清浄としては、PM 0.1(0.1μmサイズ)までの微粒子を99.95%除去する高性能HEPAフィルターを搭載しており、空気清浄機単一でも見ても高性能といえます。

その上2021年10月に発売された新モデルでは、衛生的な加湿機能を追求。まず、加湿するための水を吸い上げる際、その水に波長275nmのUV-Cライトを照射して雑菌を除菌します。加えて、抗菌・防カビ作用をもつ加湿フィルターを通して部屋に噴霧されるので、加湿中も安心です」

お手入れのしやすさも嬉しいポイント

ダイソン『Dyson Purifier Humidify + Cool Formaldehyde加湿空気清浄機』がリビングを空気清浄しているイメージ図
加湿するための水の雑菌を除菌し、抗菌・防カビ作用をもつ加湿フィルターを通して部屋に噴霧
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「お手入れしやすいよう、加湿フィルターは加湿タンクに搭載でき、タンクに水とクエン酸を入れてから『お手入れボタン』を押すだけで、フィルターやタンクに付着した水垢などを自動で洗浄してくれます。加湿部分を清潔に保ちつつ、あまり手をかけずにお手入れしたい人におすすめです。

なお本モデルにはホルムアルデヒド(シックハウス症候群の原因となる化学物質)を分解除去する機能も搭載しています。特に気にならない人は、ホルムアルデヒド除去機能を搭載しないモデル(8万8000円、編集部調べ)もあります」

いずれの商品も、完全にお手入れをしなくていいわけではないものの、ついつい怠ってしまう人、面倒に感じる人には救いになるはず。加湿機能付き空気清浄機の中ではやや値が張りますが、高性能な空気清浄機と加湿器を両方買うことや、お手入れの頻度を減らせることを考えれば、納得できるのでは。

◆教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん

田中真紀子
家電ライターの田中真紀子さん
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白物家電・美容家電を専門とするライター。雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。https://makiko-beautifullife.com

取材・文/桜田容子

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