家事・ライフ

71歳のドラマスタイリスト西ゆり子さんが語る自分らしく生きるコツ「固定観念にとらわれない」「執着を捨てる」

50歳で始めたことがこの先の人生を楽しくする

子供の手が離れた50歳の頃に、西さんは「チャリティーカジノパーティー」というユニークな奉仕活動をスタートした。きっかけは、西さんが子宮筋腫でがん研有明病院に入院したときに始まる。入院生活の中で、抗がん剤で脱毛した患者たちを支援する「帽子クラブ」の存在を知り、「今こそ自分も動きゃなきゃ」と思ったのだ。

息子がきっかけの「何か社会に貢献したい」という思い

西さんが帽子クラブにすぐに賛同したのには理由がある。息子が小学生の頃「世の中のために役立つんだ」と、一生懸命ベルマークを集めていた姿がずっと心にあった。「大人の私も何か社会に貢献したい」と常々考えていたのだという。

黒いロングスカートを履いた西さん
西さんが発起人のチャリティーカジノパーティーでの衣装
写真7枚

西さんが発起人となり始めたチャリティーカジノパーティーは、20年以上たった今も続き、収益を「帽子クラブ」に寄付している。 “おしゃれをして楽しくゲームで遊び、人の役に立つ”というコンセプトは、いかにも西さんらしい。“70年代” “宇宙”“ゴージャス”など、毎年変わるドレスコードも参加者に好評なのだそうだ。

赤いトップスと黒いロングスカートを合わせたファッションの西さん
赤いトップスと黒いロングスカート姿が素敵な西さん
写真7枚

50代で始めたことも10年20年続けると形になる

「ことさら誰かのためなどと構えず、誰もが笑顔で続けられるのが一番」と話す西さんは、ボランティアに限らず、何か好きなことを始めたほうがいいとすすめる。

「50歳なんてまだまだ若い。50代から何か始めてプロになった人って結構いるのよ。ヨガを始めてインストラクターになったり、フラダンスの先生になったり。10年20年続けるとしっかり形になるわ。何かを始めるのに遅いということはないんですよ」

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