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【大塚寧々 ネネノクラシ#31】食欲の秋!梨を剥いている時の幸福感と栗への愛しい気持ち

大塚寧々
食欲の秋を満喫中!(Ph/網中健太)
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女優・大塚寧々さんが、日々の暮らしの中で感じたことを気ままにゆるっと綴る連載エッセイ「ネネノクラシ」。第31回は、寧々さんの「食欲の秋」について。

* * *
食欲の秋がまたやって来た。果物も美味しい季節だ。私はアレルギーがけっこうあり南方系のフルーツは食べられないけれど、桃や柿、梨、ぶどうは大好きだ。

今年も友達や義父が美味しい梨を送ってくれた。まあ甘くて瑞々しくてなんて美味しいのだろう。 あっという間にまるまる一個ペろりだ。梨を食べるのも好きだが、私は梨の皮を剥くのもなぜか好きだ。

梨を剥いていると、なぜか幸せな気持ちになる。あのサクサク切れて水分たっぷりの梨が顔を出すのが、「こんにちは~」と梨が言っているような気がして楽しいのだ。家族も大好きだからあっという間にたくさんの梨がなくなる。

ぶどう、栗、野菜、茄子、ズッキーニ…おいしいものが多い!

ぶどうも大好きだ。ぶどうを食べるとなぜかいつも小学生くらいだった自分を思い出す。というか、自分がぶどうをひたすら食べている映像が思い浮かぶのだ。見ていたわけでもないのに…不思議だ。

ぶどう
秋はぶどうもおいしい!(Ph/大塚寧々)
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秋といえば栗も美味しい。あんなに美味しいが、いがいががあり、それをとってもまた皮は固い。

どれだけ守っているのだろうと思うと、なんだか愛しい気持ちになる。桃栗三年柿八年とよくいうが、食べられるまでに三年で成長する? ということは、素晴らしい生命力だ。ただモチ(トイプードル・女の子)の散歩をしていると、あのいがいがをモチが踏まないか心配で、つい抱き上げてしまうが…。

栗は栗ご飯が最高だけれど、夫と息子はほんのり甘い栗ご飯が好きで、私は出汁醤油の方が好きだ。だから秋は半分半分で作っている。

秋は野菜も美味しい。最近は和風ラタトゥイユにはまっていてよく作っている。野村紘子さんの 『受け継ぎたいレセピ』に載っていたのだが、あまりにも美味しくてたくさん食べれるのでしょっちゅう作っている。

庭で育てている茄子も使いながら! そういえばズッキーニは焼いたり煮たりして食べていたのだが、この間友達が生でも美味しいと言っていたので、採れたてのズッキーニを生で、野菜スティックみたいにして食べた。

びっくり! 生でこんなに美味しいとは知らなかった。コリンキーも生で美味しいと言われ、食べたのだが美味しかった。私は自分ではコリンキー買ったことなかったので、最初、友達に聞いたとき「ポリンキー?」と聞き返してしまった。「それはお菓子!」と笑われたが…。友達といると、食の発見もいろいろあるものだ。とにかく今は食欲の秋を思う存分、満喫したい!

◆文・大塚寧々(おおつか・ねね)

1968年6月14日生まれ。東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒業。『HERO』、『Dr.コトー診療所』、『おっさんずラブ』など数々の話題作に出演。2002年、映画『笑う蛙』などで第24回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第57回毎日映画コンクール主演女優賞受賞。写真、陶芸、書道などにも造詣が深い。夫は俳優の田辺誠一。一児の母。現在、出演映画『軍艦少年』が公開中。

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