ヘアケア

シャンプーは2日に1回でOK!秋冬に進みがちな「髪の老化」を防ぐシャンプーのコツを医師が指南

正しい髪の毛の洗い方

糸井さんが提唱する正しいシャンプーの具体的な手順は、次のとおりです。

「洗い方を変えれば髪のスローエイジングにつながります」(Ph/photoAC)
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「まずはブラッシングでホコリや汚れを落とし、頭皮の余分や皮脂などを浮き上がらせます。続いて、38〜40℃のぬるめのお湯で1分ほどかけて予洗いします。髪と頭皮をしっかり洗うと、シャンプーの泡立ちが格段に良くなります。

シャンプーは手のひらで泡立てたあと、髪と頭皮全体になじませ、指の腹で優しくマッサージするように洗います。特に前頭部と頭頂部は皮脂が多い部分なので、丁寧に洗いましょう。

洗い終わったら、しっかりとすすぎましょう。シャンプーの残留物は頭皮にダメージを与える原因になるので、時間をかけてしっかり流します。タオルで水分を軽く取り、毛先にトリートメント(コンディショナー)を塗布します。

頭皮のベタつきや髪のボリュームダウンを避けるためにも、根元には塗布しないよう注意してください。その後、コームで髪をとかして全体に行き渡らせ、数分おいてからしっかりと洗い流しましょう」

洗い方を変えるだけで、老化スピードを遅らせる髪のスローエイジングにつながります。楽しく美しく年齢を重ねていきましょう。

◆教えてくれたのは:医師・糸井由里恵さん

医師・糸井由里恵さん
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埼玉県生まれ。日本医科大学を卒業後、同大学付属病院形成外科で勤務。皮膚科・麻酔科・救命救急・訪問診療など多彩な分野で経験を積み、形成外科専門医を取得。現在は都内美容クリニックで多くの女性の悩みに日々向き合う。一般的な顔の美容整形手術のほか、美容婦人科系の治療も得意とする。今年7月、老化のスピードをゆるやかにして楽しく美しく年齢を重ねる「スローエイジング」の考え方を取り入れた『お医者さんが教える老けない習慣』(三空出版)を出版。

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