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「貯める力」をつけるカギは「消費・浪費・投資」の把握 家計再生コンサルタントが解説

「いくら」より「何に」の見える化を

では、ムダな支出をどう見極めればいいのでしょうか。

「『これは消費? 浪費? 投資?』と、お金を払う時、まずはそんなふうに自分に質問してみてください。はじめはすぐに判断できないこともあるでしょう。ですが、3か月(90日)もすれば、反射的に分かるようになります」

そのうえで、支出の「見える化」に取り組みます。

家計簿を使って支出の「見える化を(Ph/photo AC)
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家計簿の付け方のコツ

「自分の出費がどの項目にあたるかを知るには、見える化する必要があります。そのために家計簿を使いましょう。お金の流れや収支を把握するために家計簿はとても有効です」

ポイントは、家計簿の支出欄の各項目を「消費」「浪費」「投資」に分けることです。家計簿をつけたことがない人は、支出した項目(住居費、食費、水道光熱費、交際費など)を、自分なりに「投資」「消費」「浪費」の3つに分けることから始めます。

同じ支出にも「消費」と「浪費」がある

同じ支出項目でも、消費、浪費、投資と分かれることがあるようです。

「携帯代という支出は、生活や仕事に使っている部分は『消費』ですが、過度なデータ通信料やアプリゲームの課金は『浪費』です。要するに、“いくら使ったか”より、“何に使ったか”が大事なのです」

家計簿の目的はバランスを知ること

自分の消費・浪費・投資のバランスを知り、浪費を減らすことから貯金体質への道が始まる(Ph/photoAC)
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「家計簿の目的は、細かなお金の出入りを把握するためではなく、お金の使い方や流れを知ることにあります。消費・浪費・投資の3つの割合(バランス)を自分でわかるようにするためなのです」

そうすることにより、食費や住居費、小遣いといった項目の枠組みは取り払われ、「消費」「浪費」「投資」の3種類での使用合計が浮き彫りになります。

「少しずつ意識していくことで貯金体質へと変化していきます。まずは浪費を減らすことを意識しながら生活を送りましょう」

◆教えてくれたのは:家計再生コンサルタント・横山光昭さん

家計再生コンサルタントの横山光昭さん
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株式会社マイエフピー代表取締役。家計再生コンサルタントとして赤字家計の抜本的解決、確実な再生を目指す。個別相談・指導では独自の貯金プログラムを活かし、これまでに2万4000件以上の赤字家計を再生。著書『年収200万円からの貯金生活宣言』はシリーズ累計100万部、『はじめての人のための3000円投資生活』はシリーズ90万部のベストセラーに。2022年10月、『90日で「貯める力」をつける本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出版。

https://twitter.com/chokin_myfp

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