人間関係

芸能人でも増加する「卒婚」の今 毎日楽しくてしかたがない人や「妻のありがたさ」わかってやめた人も

卒婚は最高の夫婦のかたち

卒婚はお互いを尊重して自由な生き方をすること。とはいえ、好き勝手にして相手を放ったらかしてしまうと、単なる別居になってしまいます。

「卒婚の注意点は、放任しすぎないこと。そのためのポイントは連絡を取り合うことです。感動することがあったら、こんなことがあったんだよと報告する。おいしいものを見つけたら郵送してあげる。相談されたら気にかける、心配する。

物理的な距離があるからこそ、心をつなげておくことが大事なのです。会わなくてもLINEでメッセージを送ったり、Zoomなどを使ってオンラインで顔を合わせることもできますね。夫婦である限り気持ちをつなぐ努力は必要です。それさえできれば、卒婚は最高の夫婦のかたちだと言えるでしょう」

◆教えてくれたのは:夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー・岡野あつこさん

夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー・岡野あつこさん
夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー・岡野あつこさん
写真5枚

1954年8月5日生まれ。埼玉県出身。36歳で起業し、自身の離婚経験を生かして結婚・離婚・再婚相談事業を開始。32年間のカウンセリングにおいて、3万8000件以上の相談を受ける。カウンセラーを育成する岡野あつこのライフアップスクールでは、約2200名の卒業生を輩出。テレビ・ラジオ・講演など幅広く活動し、YouTube岡野あつこチャンネルも好評。2022年9月に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)を出版。https://rikon.biz/

取材・文/小山内麗香

●薄井シンシアさんがキャリアブレイク中のアラフォー主婦2人と鼎談 「生き方は1つじゃない」「周りに流されず好きな道を選ぶべき」

●71歳のドラマスタイリスト西ゆり子さんが語る自分らしく生きるコツ「固定観念にとらわれない」「執着を捨てる」

関連キーワード