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66歳オバ記者、階段で感じた衰え「体が動かない」 専門家に聞いた“上るコツ”とは?

パワースポットで“元気の階段”を上った?

気分がいいといえば、先日、男友達から「どこでもお連れしますよ」とドライブに誘われて、真っ先に思い浮かんだのが茨城県日立市にある御岩神社だ。ここは大昔から山岳信仰で有名なところだったそうだけど、最近はパワースポットとして名をはせていて、私も昨年の夏から何回目かしら。

オバ記者
パワースポットで英気を養う
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それにしてもふだん、オカルトチックなことはまったく言わない男友達が、鳥居をくぐった瞬間から、「なんですか、この濃い空気は! わぁ、ビンビン来ますね」と言い出した時は、ちょっと引いた(笑い)。

で、お参りをした後は、近くのお豆腐屋さんに寄ってバカウマのお豆腐を買い、その庭から湧きだしている名水を汲んで帰るのがここのところの定番コースなんだけどね。この日はその水でコーヒーの野点(のだて)なんかしちゃって、山の空気をたっぷり吸ったのがよかったのかしら。“元気の階段”をまた一段上った気がするんだわ。

オバ記者
名水で入れたコーヒーがおいしい!
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階段を上るポイントは「後ろ足」

で、話を最初に戻すと、問題はリアル階段よ。先日、ネットで主に高齢者向けのエクササイズを配信している人がアルバイト先の議員会館にいらしたので、「国会見学しますか?」と誘ったの。時間がなくてショートコースだったけれど、さすがはその道のプロよね。見学帰りに、「階段、上るの大変ですか?」と言われたんだわ。

「コロナ禍の3年ですごく苦手になりました」と言うと、彼はうんうんと大きくうなずいて、「前に出した足で上ろうとしないで、後ろに残した足を伸ばすことを意識するといいですよ」と教えてくれたの。「このほうが前かがみにならず良い姿勢を保てます」とも。

それからよ。小さな階段を見つけると、「後ろ足をピン、後ろ足をピン」と心の中で繰り返しながら、ゆっくり上り出したわけ。

階段
目標は高く。プロに教わった歩き方でコツコツ頑張ろう
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目標は東京駅などの大階段をスタスタと上ることだけど、一度落ちた筋肉はそう簡単につかないのね。正直、階段を見ただけでくじける日もあるし、上り出したとたん後悔する日もある。ま、のん気にあきらめずにやるしかないね。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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