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食べても太りにくいのはどっち?「シュークリームVSショートケーキ」「ベルギーワッフルVSたい焼き」 カロリーだけじゃないその理由

【ベルギーワッフルVSたい焼き】「腹持ちのよさ」に注目せよ!

つぶあんを使うたい焼きの方が、太りにくそうな気がするが…。カロリーを比較してみると、ベルギーワッフルは210kcalなのに対し、たい焼きは211kcal。カロリーはほぼ同じだが、太らないのはベルギーワッフル。注目すべきはカロリーだけではなかった?

「ベルギーワッフルはバターたっぷりで、いかにも太りそうですよね。脂肪分は多いのですが、サイズが適量なので意外にカロリーは低めなのです。また、使われているバターは消化に時間がかかるため、実は腹持ちがよく余計な食欲がわきづらい。これも太りにくいポイント。

100円ショップのお菓子の中でも特におすすめです。ただし、太りにくいとはいえ一度に2枚以上食べればカロリーオーバー。適量を守ることもダイエットへの近道です。

たい焼き
たいやきは糖質量が多いので注意(Ph/イメージマート)
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一方、たい焼きは、脂肪は含まれていなくても、生地やあんこの糖質量が多めで太りやすいのです。また、消化がよく食欲がわきやすいのも太りやすいポイントです」

ベルギーワッフルにはジャムやホイップクリームをトッピングしたくなりますが、糖質が増えるのでNG。0kcalのコーヒーや紅茶と一緒に食べるのがベター。

【チョコチップクッキーVSアーモンドチョコ】含まれている栄養素が太りにくいカギ

どちらもチョコレートを使ったお菓子だが、チョコチップクッキーは160kcalなのに対し、アーモンドチョコは225kcal。アーモンドチョコはチョコレートの塊に見えても、太りにくいのはアーモンドチョコ。含まれている栄養素が太りにくいカギに!

「圧倒的にアーモンドチョコが太りにくい傾向にあります。チョコに包まれたアーモンドには、食物繊維やマグネシウムがたっぷり。食物繊維は腸をお掃除して老廃物を排出、マグネシウムは糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促します」

アーモンド
アーモンドに含まれる栄養素はダイエットの強い味方!(Ph/イメージマート)
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アーモンドチョコは粒入りタイプがベスト。砕いてあるタイプは、チョコレートの量も多くなりますからカロリーも高め。1粒丸ごと入ったチョコを選ぶのが太りにくいコツ。

「一方、チョコチップクッキーのベースとなるクッキー生地は、糖質と脂肪で作られているので太りやすい。値段が高くなるほど脂肪分の高いバターなどが使用されていますから、ダイエット基準で選ぶなら安価なものを」

ダイエット中のスイーツは1日に200~250kcalで週3回まで、22時までに食べ終えるのが鉄則。22~26時は脂肪を合成する遺伝子(BMAL1)が最も増え、食べたものが脂肪に変わる時間帯。この時間帯に食べてしまうと、食べた分が体重に反映されやすくなるのでご注意を!

◆教えてくれたのは:管理栄養士・菊池真由子さん

管理栄養士・菊池真由子さん
管理栄養士・菊池真由子さん
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1966年大阪府生まれ。管理栄養士。健康運動指導士。NR・サプリメントアドバイザー。日本オンラインカウンセリング協会認定上級オンラインカウンセラー。大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わる。著書に、ベストセラーになった『食べても食べても太らない法』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)がある。https://www.diet-class.com/

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