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話題の「ガストロノミー」を広島で体験してみた!食を通じて瀬戸内の文化や歴史・魅力を発見する大人旅の魅力とは?

食材を深堀りすれば、旅や食がもっと楽しく!「レモン収穫体験」「牡蠣の水揚げ見学」

食材を頂くだけではなく、知って身近に感じる体験も、ガストロノミーツアーには欠かせません。例えば、瀬戸内海に浮かぶ生口島(いくちじま)を中心とした尾道市瀬戸田町は温暖な気候を生かしたレモンの栽培が盛んで、レモンの収穫を体験できます。

生口島へは、しまなみ海道経由で車や自転車でアクセスもOK。絶景をみながら尾道から船で島へ渡るのもおすすめ
生口島へは、しまなみ海道経由で車や自転車でアクセスもOK。絶景をみながら尾道から船で島へ渡るのもおすすめ
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レモンの栽培農家さんの案内で畑へ訪れると、眼下に広がる海や空の青さと、たわわになるレモンの黄色のコントラストが美しい絶景が出迎えます。

秋は緑のグリーンレモン、春には黄色く大きく完熟したイエローレモンが楽しめる
秋は緑のグリーンレモン、春には黄色く大きく完熟したイエローレモンが楽しめる
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レモンの収穫は10月から4月下旬ごろまでがシーズン。太陽の光をたっぷりと浴びて、風などで擦れのない大きくて傷のないものを厳選して収穫していきます。

レモンの茎にはとげもあるので注意をしながら収穫。足元は厚みのあるスニーカー、長そで長ズボンがおすすめ
レモンの茎にはとげもあるので注意をしながら収穫。足元は厚みのあるスニーカー、長そで長ズボンがおすすめ
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収穫したてのレモンは皮のままでも香りが漂い、幸せな気分に。加えて、瀬戸田町では、一般的な栽培方法よりも化学農薬の使用回数を5割以上減らして栽培しています。また、収穫から出荷まで有害な物質が付着するリスクを減らすなど、さまざまな取組を行い、皮まで安心して食べられるレモン「エコレモン」を栽培しています。

「せとだエコレモン」という商標でブランドを展開。香りの主成分リモネンはリラックス効果や免疫力向上の効果も
「せとだエコレモン」という商標でブランドを展開。香りの主成分リモネンはリラックス効果や免疫力向上の効果も
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収穫したレモンは持ち帰り、涼しい場所なら1か月は保存ができるそう。収穫した場で加工をしたりドリンクを作ったりという体験がセットのプランもあり、レモンの収穫体験はゴールデンウィーク(GW)前まで楽しめます。

生口島では、誰が一番早く食べられるかを競う「レモン祭り」もあるとか。収穫体験をしながら地元の方との触れ合いも楽しめる
生口島では、誰が一番早く食べられるかを競う「レモン祭り」もあるとか。収穫体験をしながら地元の方との触れ合いも楽しめる
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また広島といえば、「牡蠣」。牡蠣の養殖いかだが海に浮かんでいますが、踏み込んで牡蠣の水揚げを見学するのもいいのでは? 島田水産では、船で沖に出て、養殖した牡蠣をクレーンで収穫する様子を見学し、厳島神社へ海から参拝する体験を4月末まで実施(シーズン状況により前後することあり)。 素材が育った環境を実際に見て感じて食すれば、いっそう味わい深くなります。

牡蠣の養殖場から、厳島神社を望む(島田水産)
牡蠣の養殖場から、厳島神社を望む(島田水産)
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今回は牡蠣の養殖場を見学。10Mの長さに育った牡蠣がついているとのことで重たそう(島田水産)
今回は牡蠣の養殖場を見学。大きく育った牡蠣がついているとのことで重たそう(島田水産)
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■島田水産 https://shimadasuisan.com/taiken.html

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