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《20代で1000万円の資産》節約オタクが実践、スーパーで買い物するときのルール「買い物を土曜日の週1回のみ」「見たら負けの精神を持つ」

ほしいものの優先順位を決める

節約生活を継続するためには、とにかくすべて我慢するのではなく「本当にほしいものは買う」ことも必要だとふゆこさんは伝えます。

節約の失敗につながるストレスを溜めないように、また、クオリティオブライフが低下して人生がつまらなくならないように、適度な浪費ならしてもいいと考えるふゆこさん。不必要なものを買わず、「効率的で満足度の高い浪費」をすることも節約といえると考えます。

「節約習慣が身につくと、自分の好きなこと(お金を使いたいこと)に優先順位をつけ、優先度が高いものにお金を使っていくことができるのです」

欲しいものリストのイメージ
欲しいものには優先順位をつける(Ph/photoAC)
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時間をおいて衝動的な感情を考え直す

では、本当にほしいものを判断するためにはどうしたらいいのでしょうか。ふゆこさんは、「ほしいものをリスト化して放置する」というテクニックを教えてくれました。

これは、「ムカっとしたら6秒置いてから言葉を発する」ことで怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」と同様の考え方で、購入までに時間をおくことで、衝動的な「ほしい」という感情を鎮める方法です。

下記のやり方で、「本当にほしいもの」かチェックしてみましょう。

【1】「ほしい!」と思ったら、「ほしいものリスト」に記録する
【2】そのまま1週間くらいほったらかしにする
【3】1週間後にリストを見て、「やっぱり私には必要だ!」と思うなら即購入
【4】「別にほしくないかも」と思ったものはリストから削除する

ほしいものリストを活用

Amazonや楽天などの「ほしいものリスト」や「お気に入り」機能も活用できます。ほしいと思ったものはまずリストに登録し、こちらも時間が経ってから購入の判断をしましょう。

「個人的な感覚としては、ほしいものリストに入れた時点で、欲望の半分は消化されている気がします」

「ほしい」という欲望が高まって一種のパニック状態に陥っている状態で購入の判断をするのではなく、リスト化し、時間をおくことで「本当にほしいもの・必要なもの」に優先順位をつけることができるようになります。これが、浪費を減らす習慣づくりにも役立つのだそうです。

◆教えてくれたのは:節約オタクふゆこさん

白いシャツを着た女性
節約YouTuberのふゆこさん
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節約・投資系YouTuber。理系の大学院修了後に開発職として電子系メーカーに就職したものの、将来のお金に対する不安をきっかけにお金について学ぶ。その後、奨学金477万円を返済しながら年間300万円を貯金、20代で資産1000万円を達成。2021年から運営しているYouTubeチャンネル「節約オタクふゆこ」のチャンネル登録者数は2024年1月現在、45万人を超える。日常的な節約法のほか、初心者向けの投資に関する動画も配信し人気を集めている。https://www.youtube.com/@fuyuko_money

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