不調改善

痩せたいのに食べちゃう人に!食欲をコントロールする方法でダイエット成功&痩せる!!

ビジネスパーソンのための疲労回復専用ジム「ZERO GYM」(ゼロジム)で、プログラムディレクターとトレーナーを務める松尾伊津香さん。

ZERO GYMトレーナーの松尾伊津香さん
「ZERO GYM」トレーナーの松尾伊津香さん
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メリハリのある引き締まったボディをしている松尾さんだが、小さい頃から「朝食は3人前」「ハンバーガーの後にパスタ」「飲んだ後のラーメン」という過食生活を送る大食漢だったとか。そんな松尾さんがたどり着いたのは「食欲鎮静術」。ダイエット成功のカギだというこのメソッドについて松尾さんが解説する。

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ダイエット成功のカギは食欲の「鎮静化」

ダイエットでリバウンドを繰り返す人に多いのですが、「これ以上、食べてはダメ」と意識しすぎると、逆にストレスがかかり「もっと食べたい」という気持ちになってしまうもの。昔の私も胃が物理的に満たされることで「満腹感=幸せ」と感じていました。ところが人の体は胃がパンパンになるほど食物を必要としておらず、当然、太ってしまいます。そんな私が紆余曲折してたどり着いたのは、食事をしたことに対して「満足感=幸せ」を感じること。すると腹八分目できちんと食べることを止めることができたのです。つまり食欲は抑制するのではなく、鎮静させることが大事なんだと!

「ZERO GYM」(ゼロジム)で、プログラムディレクターとトレーナーを務める松尾伊津香さんがストレッチをする
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満腹感を得るためには胃を温めることを意識

ホットミルクとカップ味噌汁
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胃の満足感を分かりやすく高めるには「温度」がとても重要。温度は誰にでも実感しやすく、直接的に満足感を与えてくれるので、自然と食欲が落ち着きやすくなるメリットがあります。一時的に胃を温める分には白湯、お茶、コーヒーなどもいいのですが、すぐに胃の中で冷めてしまい、かえって胃に不快感を与えて食欲を増進してしまう恐れも。そこで満足感を継続させるためにおすすめなのは、胃に温かさが残りやすい「お味噌汁などの発酵食品」や「温かい乳製品」です。コンビニで売っているインスタントのお味噌汁や、ローソン系にあるホットミルクは食事にもおやつにも取り入れやすいですよ。

「食べたい!」ときはおやつで「ナッツ・マジック」トレ

ナチュラルローソンの素焼きミックスナッツ
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胃の満足感を高めるには、胃の感覚を研ぎ澄ませる必要があります。その方法のひとつが「ナッツ・マジック」トレーニング。最近、美容に敏感な人たちには定番になりつつある素焼きのミックスナッツ。小腹がすいた時のおやつタイムに行ってください。アーモンドとクルミを使い、まずはアーモンドをよく噛んで、飲み込みます。

胃の中にアーモンドが入ったことを確認してから、その胃の感覚を覚えておきます。その後にクルミも同様に食べ進めます。胃が研ぎ澄まされると、アーモンドはとても熱く、重さをしっかり感じられます。一方でクルミは胃で熱くならず、重さもほとんどありません。その感覚の違いを感じ取れるようになると、いま自分の胃が八分目なのか、満腹なのか判断がつけられるようになるんです。ただし、カロリーが高めなので、食べすぎには注意してくださいね。

定期的なファスティング(断食)で胃をリセット

瓶に入った酵素ドリンク。
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定期的にファスティング(断食)をするようにしています。食べ物の消化や分解で常に活動している内臓に休息を与えることで、本来の活力を甦らせるのが目的。自然治癒力が高まり、体内毒素の排出につながるなど、メリットがたくさん! その時に飲んでいるのは『優光泉酵素』。60種類もの九州産の旬野菜、海藻、穀物から作られているのでとても安心。生きた酵母菌がたっぷりと入っていて、ローカロリーなのも魅力です。あまりにも好きで、「ZERO GYM」でも提供するようになりました。

満腹感を得るには”量で満足”はNG!「味で満足する食べ方」に

松尾伊津香さんがレッスン中
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舌先3分の2に味覚の神経が集中しているので、舌先で食べ物を味わうことが大切。味覚に意識を向ける方法を覚えると、自分を客観視できるようになり、自然と食欲が抑えられて、満足感を得られます。その方法は3ステップ。

【1】食べ物を口に入れて奥歯で噛む
【2】すぐに舌先の方に持ってくる
【3】舌で味を感じながら食べ続ける

ポイントは舌先に食べ物が当たっているなと感じながら食事をすることです。以上のことをやっていくと、食欲を鎮静させる、という感覚が徐々にわかってくると思います。できる範囲でいいので、小腹がすいたときのおやつ代わりにするなどして少しずつやっていけばOK。無理をせずに日常生活に落とし込むことがいいと思いますよ。

撮影/手塚 優(BOIL) 取材・文/石井奈保子

教えてくれたのは:松尾伊津香さん

ZERO GYM』(ゼロジム)で、プログラムディレクターとトレーナーを務める松尾伊津香さん。
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まつお・いつか。大学在学中、 心理学・精神医学を学ぶ傍ら、ヨガ哲学やメディテーションに出会い、目覚める。アメリカ留学にてその知識を深め、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、全国に50 店舗以上展開する女性専用ダイエット専門ジム『Shapes International』(現リボーンマイセルフ)の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。食欲は抑制するものではなく鎮静するものだという考えから、食欲と食べ方の 研究を続け、自身のオリジナルメソッドとして「食事瞑想」を確立。その後、2017年に疲労回復専用ジム「ZERO GYM」プログラムディレクターに就任。 現在はプロボディデザイナーとしてきれいにやせるお手伝いをする傍ら、コンサルティングを通じて、食欲やリバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。著書に『一生太らない魔法の食欲鎮静術 』『超疲労回復』(共にクロスメディア・パブリッシング)などがある。

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