ペット・動物

小型犬、短足犬種…犬種別、健康を考えたごはんのコツ&愛犬のための一汁一菜レシピ

飼い主も食べられる春の食材を使った一汁一菜レシピ

豚もも肉や厚揚げ、ブロッコリーなどたんぱく質豊富な食材を使った、あたたかいメニューです。玄米ポンセンと具材をよく混ぜるとさらにおいしいですよ。

ワンコには、人肌に冷ましてから与えましょう。また、消化能力が弱い子には、はまぐりの身は与えないように注意を。分量は、5kgのワンコの場合に2食分です。

飼い主も一緒に食べるペアレシピにする場合、取り分けて飼い主の分にだけ味付けをしましょう。「豚もも肉と厚揚げのあんかけ」は醤油で味付けして、最後にごま油をひとかけ、「はまぐりとブロッコリーのお汁」は味付けが薄めなので、塩を少々加えてもOKです。

豚もも肉と厚揚げのあんかけとはまぐりとブロッコリーのお汁
飼い主と愛犬が一緒に食べられる「豚もも肉と厚揚げのあんかけとはまぐりとブロッコリーのお汁」の材料(Ph/『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん』(世界文化社)より)
写真5枚

豚もも肉と厚揚げのあんかけ(一菜)

《材料》
豚もも肉(スライス)…110g ゆで卵…1個 玄米ポンセン…10g アスパラガス…25g(太1本ほど) 厚揚げ…40g えのきたけ…30g アルガンオイル(サラダ油でも可)…小さじ1/2 水溶き片栗粉…水100ml+片栗粉大さじ1

《作り方》
【1】豚もも肉は1cm幅に切り、厚揚げは薄い短冊切り、アスパラガスは斜め薄切り、えのきたけはみじん切りにして、ゆで卵は細かくきざむ。
【2】フライパンにアルガンオイルをひき、豚もも肉、アスパラガス、えのきたけを炒め、火が通ってきたら、厚揚げを加える。
【3】厚揚げに火が通ったら水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
【4】【3】をくだいた玄米ポンセンにかけて、その上にきざんだゆで卵をのせたら、完成。

はまぐりとブロッコリーのお汁(一汁)

《材料》
ブロッコリー…50g はまぐり…30g(可食部2個ほど) 水…250ml

《作り方》
【1】はまぐりと水250mlを火にかけて出しを取ったあと、はまぐりは取り出して身をきざんでおく。
【2】ブロッコリーを細かくきざみ、だし汁の中に入れて火を通す。
【3】ブロッコリーに火が通ったら、【1】のきざんだはまぐりを戻して完成。

◆教えてくれたのは:獣医師・林美彩さん

獣医保健ソーシャルワーク協会所属。学生時代に飼っていた愛犬・茜を迎えたことをきっかけに、手作り食を学ぶ。大学卒業後は、西洋医学、代替療法両方の動物病院の勤務、サプリメント会社での相談対応に従事。西洋医学と代替療法の良いところを融合させた治療、病気にならない体作り、家庭でできるケアを広めるため、2018年3月に「chicoどうぶつ診療所」を開院。https://www.chicoah.com/

◆獣医師・古山範子さん

麻布大学獣医学科卒業。中山動物病院(茅ヶ崎市)非常勤講師。ペットのためのホリスティックケアセラピスト養成講座講師。日本獣医ホメオパシー学会認定獣医師。日本ペット栄養学会会員。日本獣医動物行動研究会会員。国際薬膳師。獣医保健ソーシャルワーク協会所属。愛猫4匹と暮らし、手作り食を中心に犬猫の養生法を提案する、犬猫養生Harmonyを主宰。https://ameblo.jp/animal-harmony/

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