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ポリフェノール量は赤ワインの約15倍!高カカオチョコはどんな症状改善に役立つのか医師が解説

腸内環境を整え便秘を解決

便秘のおもな原因としては、食物繊維の不足・運動不足・ストレス・不規則な生活などがあげられます。便秘が続くと腸内にたまった便が腐敗し、悪玉菌が増えるほか、有害物質・ガス・毒素などが発生します。これらが溜まると、肥満や高血圧などの生活習慣病を呼び、動脈硬化や糖尿病・大腸がんなどのおそろしい病気の原因にもなります。

お腹をおさえて腰かける
高カカオチョコレートは便秘を改善して、腸内を健康に保つ効果も期待できる(Ph/photoAC)
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食物繊維や「カカオプロテイン」は、消化されずに大腸まで届き、善玉菌のエサとなって便のカサを増やしてくれます。また、意外にもチョコレートは発酵食品なので、腸内環境の改善効果も期待できます。

カカオならではの栄養素が「免疫力」を高める

さらに、免疫細胞の約70%は腸にあるため、腸内環境を整えることが免疫力アップにつながります。食物繊維やカカオプロテインが腸内環境を整えて免疫細胞を守るほか、テオブロミンのリラックス効果やストレス軽減効果は、ストレスによる免疫低下も防いでくれます。

◆教えてくれたのは:医師・鈴木幹啓さん

医師の鈴木幹啓さん
医師の鈴木幹啓さん
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すずき・みきひろ。日本小児科学会認定小児科専門医。すずきこどもクリニック院長。株式会社やさしさ代表取締役。株式会社オンラインドクター.com代表取締役。2010年、自治医科大学卒業から9年で、現在のクリニックを開業。1日200人近く診察し、日本一忙しい小児科医と称される。診察に従事する傍ら「親・子・孫の三世代が集まれるような地域づくりをしたい」という思いから、2016年に、介護サービス付き高齢者住宅や子どもが遊べる公園、商業施設がそろった「海賊公園スクエア」をオープン。https://www.suzukikodomo.jp/

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