エンタメ・韓流

大塚寧々、若手人気陶芸家との対談で語った「コロナ禍で見えた大切なもの」

自分が繋がりたいものと一緒に作っている感じがする

吉田:ぼくの場合は、例えば展示会があれば、そのギャラリーの方が空間を作ってくださって、それは作品と一緒に空間を作り上げている。あとはやっぱり素材と一緒に作ってるっていうこともあるし、1人ぼっちっていう感じでもないですね。

いろんなところでやっぱり繋がってるというか、作るときに、あの人これ好きそうだなって思い浮かぶときもあるし、ああいう空間だからとかこういう季節だからとか、その時々に自分が繋がりたいものと一緒に作っている感じがするんです。

大塚寧々
陶芸も女優も無心になれることが楽しさの1つのようだ
写真7枚

人と一緒にやっていても楽しいです。誰かと作業をしているときに、こんなの見せようかな、あんなの見せようかなって楽しくなるところもあるし、じっくり1人で集中してやるときもある。ただ誰かのペースに合わせるのは苦手だと思います。

一番楽しいのは、完成した作品をギャラリーに持って行って飾っているとき。展示が始まるとやっとお休みだ! みたいな感じになります(笑い)。酒もいっぱいいくらでも飲めるし、美味しいもの食べに行けるぞって。

大塚:芝居はその話にもよるんですけど、ひとつひとつ地道な作業を積み重ねていくことが意外に多いので、そういうことがあとで考えると心地よい疲れになっているかもしれないですね。スッと芝居に入っていくときはすごく“楽しい”ですよ。

吉田:確かに集中してるときは楽しい! 夢中というかそういう感じですよね。夢の中で自由に動いてるみたいな感じで、気持ち的にはいろんな所に行ったり戻ってきたりを繰り返している。

大塚:役者の仕事もそんなふうに無心になれることも楽しさの1つかもしれないですね。

大塚寧々、吉田次朗
大塚寧々さんと陶芸家・吉田次朗さんの対談が実現
写真7枚

◆大塚寧々(おおつか・ねね)
1968年6月14日生まれ。東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒業。『HERO』、『Dr.コトー診療所』、『おっさんずラブ』など数々の話題作に出演。2002年、映画『笑う蛙』などで第24回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第57回毎日映画コンクール主演女優賞受賞。写真、陶芸、書道などにも造詣が深い。夫は俳優の田辺誠一。一児の母。

◆吉田次朗(よしだ・じろう)
陶芸家。1979年生まれ。東京都出身。東京都立工芸高等学校で陶芸に出合い、全国から才能のある陶芸家が集まる「studio MAVO」(岐阜県多治見市)で本格的な製作を始める。その後、山口県の大津島、宇部市を経て、現在は岐阜県に工房を構え、全国のギャラリーなどで個展を開催。
http://www.yoshidajiro.com/
https://www.instagram.com/yoshidajiro/

撮影/網中健太 ヘアメイク/長縄希穂(マービィ) スタイリスト/安竹一未(kili office) 取材・文/田名部知子

撮影協力/うつわ菜の花
神奈川県小田原市南町1-3-12
※企画開催時のみ営業
http://utsuwa-nanohana.com/?page_id=3173

大塚寧々さん衣装/ワンピース(ラリーニュ ロペ/ジュンカスタマーセンター)、ストール(スロー)、ブーツ(ロランス/ザ・グランドインク)イヤリング、リング(すべてラミエ)

ザ・グランドインク https://www.laurence.jp
ジュンカスタマーセンター https://www.rope-jp.com/laligne_rope/
スロー https://www.throw.co.jp
ラミエ http://www.lamie-lamie.com

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