不調改善

1年で24kgのダイエットに成功した専門家が伝授!「食前にレモン水」「ドレッシングは“別添え”」など外食で気をつけていること

【5】糖質の少ないお酒より糖質の多いお酒

糖質の多いお酒は太るから糖質の少ないお酒を意識して飲んでいるかたは少なくないと思います。それでも、お酒を摂取するとお腹いっぱいなのにラーメンや甘いものが食べたくなり、ついつい食べてしまうかたは、ぜひ一度糖質の少ないお酒から糖質の多いお酒に変えてみてください。日本酒などもよいですが、カクテルなどフルーツジュースや甘味料を含んだお酒はNGです。

お酒を飲むと、肝臓では糖を分解するよりもアルコールを分解するほうが優先されます。そのため、血糖値が下がり血糖値を上げようとする作用が働き、血糖値を上げる作用の高いものを欲してしまうだけでなく、肝臓でアルコールが分解される際に糖をエネルギーとして消費することもあり食後に炭水化物を欲してしまいます。

乾杯
糖質多いお酒のほうがおすすめ?(Ph/AFLO)
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摂取カロリーが少なくなる!?

ですので、ある程度満足感の得られる糖質の多いお酒のほうが食欲を抑えられ、トータルで見ると摂取カロリーが少なくなっているかもしれません。もちろん、糖質の少ないお酒をほどほどに飲んで、食欲を抑えられるならそれでもいいと思いますが、それがなかなか難しいのは前述の通りです。いずれの場合も飲みすぎには注意しましょう。

私の場合、糖質の多いお酒を意識して飲むことで、食べすぎずに済んでいます。低糖質にこだわれば、糖質0のウイスキーやブランデーなどもあるわけですが、ストレスをためるぐらいならと白ワインを楽しんでいます。

大前提としてお店選びは大切!

全てができなくても、その状況に合わせて可能なことを実践してみてください。また、これらを続ける大前提としてお店選びは大切です。

お付き合いの関係性から自分の好きなものを食べられない状況などもあると思いますが、自分のスタンスも少しずつ明確にしておくと、周りにも自然と理解してもらえ、嫌な気持ちなく受け入れてもらえることが多いです。

外食の際はできるだけこれらの5つのルールを意識しながら料理を選ぶと、次の日の後悔につながらないと思いますよ。

◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん

ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
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9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。

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