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3000円以下で満喫!この冬おすすめ3つの観光列車を旅行ジャーナリストが厳選

etSETOraは観光との組み合わせもしやすい

私も大好きな瀬戸内海は、一年中温暖。冬場の旅計画にもおすすめの場所です。首都圏や関西方面からなら、倉敷に立ち寄り、尾道からetSETOraで広島へ抜けるコースもいいですよ。

倉敷
訪日旅行者が多かった倉敷では、日本人向けに体験型の観光にも力を入れる
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尾道は、瀬戸内海の島々への玄関口。しまなみ海道を利用して、あるいは自転車をそのまま載せられる船もあるので、気軽に島観光が楽しめます。

尾道駅では、黄色がキュートな「SHIMANAMI LEMON BIKE」の貸し出しも(電動もあり)
尾道駅では、黄色がキュートな「SHIMANAMI LEMON BIKE」の貸し出しも(電動もあり)
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またetSETOraは、呉や竹原、そして忠海(うさぎの島としても人気の大久野島への玄関口)にも停車をするので、旅の移動手段としての利用も便利です。

大久野島は、忠海港(忠海駅下車徒歩7分)からフェリーで約15分
大久野島は、忠海港(忠海駅下車徒歩7分)からフェリーで約15分
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気になる料金は、乗車券に普通列車指定席グリーン券が必要。例えば、尾道駅~広島駅間をフルに乗車した場合でも、あわせて2520円(乗車券1520円+グリーン券1000円)とお手頃です。運行日は金・土・日・月と祝日。乗車日の1か月前10時より発売となります。

旅の記念写真
旅の記念写真のお手伝いをアテンダントのかたがサポート
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詳細はこちら(JR西日本ホームページ)へ
https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/area_hiroshima/etsetora/

雪見と温泉を楽しむ北陸は、晴れの日を彩る豪華な列車で【花嫁のれん】

寒い冬には温泉が懐かしくなりますよね。能登半島にある和倉温泉駅と金沢駅を約1時間半で結ぶ観光列車が「花嫁のれん」です。(※写真は2017年乗車時のものです)

観光列車「花嫁のれん」
乗る前からテンションが上がる女性好みのデザイン。各駅には列車名の由来となった「花嫁のれん」も飾られる
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最大の特徴は、外観・内観ともに、紅色を基調とした美しく豪華な、そして女性好みのデザインであること。

それもそのはず、「花嫁のれん」とは、花嫁の幸せを願い婚礼の日にのれんを贈る北陸の伝統文化から名付けられたものです。

1号車にはカウンター席もあり、ひとり旅にぴったり(現在は感染対策のパーティションが設置されています)
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コンセプトは「和と美のおもてなし」で、外観は北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージ。車内はひとり旅にぴったりなカウンター席のほか、半個室の座席では、心地よいプライベートな空間でくつろげます。

1号車にはカウンター席
2号車の通路は日本庭園の飛び石をイメージした絨毯。半個室の各部屋は友禅のオールドコレクションをあしらった華やかな空間
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観光列車「花嫁のれん」車内販売
車内販売も紅色が美しい(一部は要予約)
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観光列車「花嫁のれん」
能登の名旅館「加賀屋」監修の和装アテンダントがサービス。乗車記念の写真撮影もお手伝い
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車内の装飾には友禅のオールドコレクションがあしらわれ、金沢の金箔の装飾も目を引きます。人生の晴れの日を彩る「花嫁のれん」の名らしく、豪華で気分があがる列車です。

観光列車「花嫁のれん」
金沢金箔など、伝統工芸が息づく美術館のような列車
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七尾
金沢から和倉温泉に向かって一つ手前、七尾は古い町並みが残る
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明治から平成までの花嫁のれんが展示されている「花嫁のれん館」(七尾駅下車)
明治から平成までの花嫁のれんが展示されている「花嫁のれん館」(七尾駅下車)
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料金は、乗車券に加えて指定席特急券が必要。例えば金沢駅から和倉温泉駅までは、2800円(乗車券1410円+指定席特急券1390円)。毎週末(金・土・日)と祝日を中心に運行しています。指定特急券は、発売乗車日の1か月前10時より発売となります。

※詳細はこちら(JR西日本ホームページ)へ
https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/area_hokuriku/hanayomenoren/

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